まさに縁起もの

今、名古屋三越では『大江戸夏祭り』という東京の物産展を開催中です。
会社帰りに寄ってみると、聞き覚えのある口上が…。
歌舞伎座でお馴染みの開運小槌の実演販売をやっていました。

小さな小槌の中に１０種類の縁起物が入っていて、口上師の職人さんがそのいわれを説明しながら小槌の中に入れてくれるんです。
ちなみに１０種類は…
　恵比寿様、大黒様、瓢箪（これは６個入ってる＝無病の意）、蛙、
　賽子、小判、南天、破魔矢、狸、達磨
とこれをピンセットで摘んで入れていくんです。
ちなみにお値段は1,050円也。

私はずっと前に歌舞伎座か他の劇場の実演販売コーナーで購入し、すぐに根付け部分（紐）が切れてしまい、三越で開催された『歌舞伎展』で根付け購入して今までずっと持っていました。
実演の様子を見ていたら、古い小槌を引き取って年１回神社だかお寺でたき上げると聞き、思わず自分の携帯についていた小槌を外してしまいました。
職人さんは名古屋は２回目、前回の『歌舞伎展』以来３年ぶりなんだそうです。
私は、３年前に根付けだけ買い替えた事を話し、「すごいご縁ですね…」なんて言いながら、新しいのを購入しました。

職人曰く「これは縁起物だし、『いい事があった』とお礼と共に返しに来る人がたくさんいる」との事。
歌舞伎座ではバケツ１０杯分くらい集まるそうです。
最近ちょっとツイてないな、とか落ち込んでいる人がいたら、小槌にあやかってみてはどうでしょうか？
職人さんの口上を聞くだけでも元気になりますよ！
２４日まで開催中です…。