『振り込め詐欺』について手口や被害状況をいくら報道しても、金融機関などが気をつける様呼び掛けても、騙される人は減りません。
そういう人はこれまでの情報を『他人事』と思っていたり、「自分は被害にあう訳がない」と過信しているのではないでしょうか。
一方、ベネッセの情報漏洩を受けて、企業ではセキュリティ対策の強化の他、被害にあったら直ちに公表する様に変化しています。
おそらく、ベネッセはもちろんその情報を利用したとされる同業者の株価が大暴落した事に危機感を覚えたのでしょう。
似た様な話で、ネット上で『ブラック企業』と言われると業績が落ちる事があります。
それにより少しは従業員の待遇が改善されることもあるようです。
しかし、残念ながらそういうのは大きく取り上げられた比較的名のある企業。
小さな個人経営の企業では今でも「うちはブラック企業だな。ははっ!」なんて経営者が高笑いしているかも知れません。
かつて消費者金融が叩かれた様に、いずれはそういう企業も世間に叩かれ淘汰されるかも知れません。
さて、一向に変わらないのが政治家の政治資金不正流用。
今までさんざん叩かれ、自殺者まで出ていても、何人辞職しても、地方議員の号泣会見を見ても、自分は大丈夫だと思っているのでしょうか?
そもそも、先にお金がもらえる事が間違っている。
緊急用に少額のお金を出す事は仕方ないにせよ、基本的には企業と同じ領収書や請求書と引き換えに支給される様にしたら良い。
少なくともSMバーの領収書は第三者に回せないと思うのですが。。。
結局、政治家も振り込め詐欺の被害者も同じなのかも知れません。
ただ決定的に違うのは、振り込め詐欺は自分のお金、政治家のは国民の血税。