昨日の夕方、ネットのニュースで土屋アンナさん主演の舞台中止の記事を見ました。
当初は舞台稽古に来なかったアンナさんを一方的に非難する主催者側の主張だけの記事でした。
私は主催者側のコメントを見て「何か変!」と思ったことが2つ。
1つはアンナさんってオラオラ系の印象があるけれど、番組の企画などで『男っぷり』を感じていたので、例え端役であっても稽古を理由もなくサボることはないと思いました。
もう1つは稽古に来なかったら降板させて新たなキャスティングも可能だし、日程的にもまだ取り戻せる状況にあるのにいきなり『公演中止、本日から払い戻し、賠償請求』の文字。
その時ピンと来たのが、チケットの売れ行きがイマイチまたは興行的に赤字の可能性が高くて、男気のあるアンナさんを逆鱗に触れさせて計画的に中止⇒賠償請求を企んだんじゃないかって。。。
数時間後、ネットを見たら今度は反論の記事。
原作者の方が舞台化に納得していなくて、その気持ちを代弁したアンナさんが稽古をボイコットしていたということ。
原作者のブログ記事を私も読みましたが、主催者と舞台監督の方が大人気ない事をしていると思いました。
最近よく小説・漫画などの映画化やドラマ化にあたり、原作者が怒るという場面を見聞きします。
日本は近隣諸国ほどではないけど、やっぱり著作権や版権に関しては遅れていると思います。
ある本を出すにあたり、ほとんどの権利を出版社が得てしまい、本人には決められた歩合の印税と映像化に対する少しのお金しか入ってきません。
映像化に際しては上から目線の関係者が原作者の思いをぶち壊すこともあるようです。
今回の舞台に関しては原作者の方が舞台化はもちろん、台本の内容にも納得していなかったとのこと。
先の説明の通り、出版社が映像化や舞台化の権利を握っていれば文句を言うことはできないのでしょうが、私が腹立たしく思ったのは「そんなに許可と言うのなら、別に貴女でなくとも、障がい者はたくさん世の中にいる。違う人に頼んでも良いんだよ!」という言葉。
結局、舞台監督を含め主催者は『障害者=お金儲けのツール』と考えていたということ。
本当に舞台をやりたかったら、アンナさんに稽古に参加してもらいたかったら、原作者の納得のいく対応がいくらでもできたはず。
丁寧な説明と話し合いの為の時間が充分取れたはず。
それがまともにできていないと言うことは、何かやましいところがあるのでしょう。
主催者側、どう対応するのでしょう。
訴訟に持ち込んだところで、アンナさんの多少の非は認められても当初発表したような全額の賠償は得られないと思います。
どころか、関係者は今後干されると思うし、今さら「舞台をする方向で・・・」なんて完全な『炎上商法』と逆に叩かれると思います。
というより。。。
私はTHE CONVOYのファンなのですが、今回の舞台にメンバーの1人が出演だったんです。
数年前も別のメンバーで出演が決まっていた舞台が主演の降板による中止になった事があって、「またぁ~~!」とFCからの「公演中止のお知らせメール」を見て叫んでしまいました。
そのうち『公演中止メンバー』ってネタができそうな気がします。
これ、結構長引きそう。。。