おきらく

まんまるが思いつきでいろんな事を書くブログです

本当に有利なのかなぁ…

2010-05-08 | Weblog
フィギュアスケートのジャンプの基礎点が見直されて、報道では「浅田選手に有利」って書かれていますが、本当にそうだと思いますか?
今までだって、トリプルアクセルや4回転の基礎点が上がる度に「安藤・浅田に有利」という見出しを見ていましたが、結局は揚げ足取りとしか思えない程の回転不足採点やGOEのさじ加減で決まってた気がします。

悔しいけれど昨年までの浅田選手には回転不足を除いたノーミスな演技を見る事がなかなか出来なかったので、ジャッジに正面切って文句を言えない部分もありました。
しかし、バンクーバー五輪以後の浅田選手の演技で少しずつ周囲の見方が変わったのではないかと思います。
先にプルシェンコ選手の発言があった事も大きく影響していますが、「ミスはあったけれどトリプルアクセルをSPとFPで3回決めてあの点差はないだろう」と首を傾げた人も多いのではと思います。
その後の世界選手権でも回転不足を取られたものの、素人目にはパーフェクトだと思った演技なのに、転倒を含むミスをした選手の方がフリーの得点が高いという、素人でも間違っていると思える現行ルールの不可解さを露呈してしまいました。
考えてみると浅田選手は今年に入ってから大会でトリプルアクセルの回転不足(しかも微妙な判定が多い)はあるけれど、転倒もパンクもありません。
これが完全に追い風になっての今回の改正だと思います。
でも、回転不足の減点がゆるくなっても特定の選手に甘く特定の選手に厳しく取っていたら改正の意味はないと思います。
先に言った様にGOEというグレーゾーンに手が付いていない状態では「ぬか喜びの情報がまた来たぞー!」としか言えません。
男子はジュベール選手が世界選手権で復調したので、ものすごく面白い展開になるのではないでしょうか。
でも女子はジュニアには連続3回転を跳ぶ選手がいるのにシニアに上がると安全策になってしまうので、今回のルール改正をみんなが最大限利用してもっと技で競って欲しいと思います。
じゃないと判で押した様に同じ様な構成の演技ばかりになってしまいます。
ルール改正がどう影響するかはシーズンが本格的にならないとわかりませんが、今回はぬか喜びでない事を願っています。