おきらく

まんまるが思いつきでいろんな事を書くブログです

落としどころ…

2009-06-10 | Weblog
国会で臓器移植についての議論が活発になっています。
私は個人的に脳死を人の死とする事は認めたくありません。
テレビで小さな子供が脳死状態で呼吸器を付けている映像を見ました。
親は自分の子は抱いたら温もりを感じるし、少しだけど成長しているし歯も生えてきているのを見て「脳死を死とは認められない」と言っていました。
一方で心臓や他の臓器に何らかの病気があって「移植しか手がない」と言われた子を持つ親もいます。
その場合は海外への移植の道を目指して、莫大な寄付金を募り海外へ渡ったりします。
それはそれで、国内で何とかできないものかと思ってもいます。

法律で制定されたとして、ドナーは本当に見つかるのでしょうか。
それに自分の子供がドナーとなりうる条件下に於かれた状況で、誰がどのように臓器提供を働きかけるのでしょうか。
親はその求めに応じ、断る事ができる状況になるのでしょうか。
一番怖いのは提供に『同意させられる』環境を作ってしまうのではないかという事です。
特に日本の気質みたいなものがそういう環境に陥りやすいのが気がかりです。
私は臓器移植の必要のない医療を目指して欲しいのです。
人工的な臓器で今よりももっと人に近い素材とか機能を持っているものを開発するとか、補助具とか制度に力を入れて欲しいと思います。
ただ、この問題については党議党則を度外視して各国会議員の意志で裁決をする様なので、その点は評価できると思います。
落としどころがどこになるか、見守りたいと思います。