おきらく

まんまるが思いつきでいろんな事を書くブログです

17年…

2009-06-05 | 真面目な話
長い、長過ぎます。
1人の無実を認める時間。
初動調査とか当時の取り調べ方法など問題はいろいろあったと思います。
画期的なDNA鑑定が証拠として採用されたのも、仕方がなかったと思います。
でも、現行のもっと細密な鑑定方法があるのに再鑑定を却下した事はまずかったのではないかと思います。
報道によると現行の方法はもちろん、当時の鑑定法に照らし合わせてもDNAが不一致だったというではありませんか。
しかも、この問題は某テレビ局が取り上げ始めてからすごいスピードで状況が好転していきました。
当時の捜査関係者へのインタビューで、逆ギレコメントをしていた関係者には呆れました。
確かに捜査は真剣にやっていたと思うし、犯人逮捕に必死だった事もわかります。
でも、結果として間違いだった事は素直に認めなければならないと思います。
過去に古い手法のDNA鑑定結果が判決の大部分を占めた裁判についてはもう一度現行の方法で洗い直すくらいの事はしてもいいと思います。
17年では無罪が確定しても、真犯人は時効が成立しています。
えん罪だった菅家さんも被害者ですが、被害者の遺族も被害者です。
菅家さんは警察と検察に憤りを感じ謝罪を要求していますが、私は裁判所も同罪だと思います。
そう言う意味で、裁判員制度のあり方をもう一度見直したほうがいいのではないかと思います。