23日夜6時、余目の「ホタルじいの宿」に着きました。
「ホタルじいの宿」は、6月に余目で行われた「農村と都市の交流会」に「西千葉ピーナッツクラブ」の仲間10人で訪れ、ほたるや花火のおもてなしを受け訪れたときに中心になってお世話して下さった「会長・加藤k」さんのおうちです。
「ホタルじいの宿」は、今回私を泊めて下さるためにKさんが名付けた「宿」の名前です。
6月に10人で泊めていただいたところは「議長・加藤Ⅰさん」の今は使っていない家で、こちらは「民宿ほたるの宿」です。
余目で私たちが交流させていただいた余目の方たちは本当に花丸のハートを持った方たちで、自分の中に中心軸をしっかり持った人生の豊かさを感じさせる方々ばかりです。その深い魅力に圧倒されました。
私はハッピーなことに7月にも余目を訪ねる機縁に恵まれ、またまた余目の皆さまにお世話になりました。心より感謝申し上げます。
余目は静かでたおやかな農村地帯で、広々とした稲田には青々とした稲がまっすぐに伸びていました。
着いてすぐと翌早朝、近くを散歩しました。花や自然の美しさにも目を見張ります。「ユリの王様」と称される山百合の花が山際や民家の畑に咲き誇っていました。
清んだ空気の中で、謳歌するように咲き誇っていた山百合の花の美しさに息を呑みました。
里山に点在する民家の庭先は手入れが行き届き、花々が咲き、花の色は都会のそれと比べてひときわ鮮やかさに満ちていました。花からすごいエネルギーが伝わってきました。
山百合は1873年のウイーン万博に出品され、世界中から絶賛された日本の花ですが、最近ではほとんど見かけることが出来なくなっています。
7月21日付毎日新聞「余禄」にはこの山百合のことを中心に書かれていました。
「▲花の大きさ、気品、つける花の数、力強い香り、すべてが人々を魅了し……」とあり、「より深刻なのは、かってシーボルトら欧州の植物採集家を驚かせた自生のユリが乱獲や環境破壊で種類によっては見るかげもなくなったことだ。花を愛する世界の人を感動させた『偽りのなき香』を日本の山野から失うようなことがあってはならない」と結ばれていました。
その自生する山百合を余目では里から山へ向かう道筋でたくさん見かけることが出来ました。甘く濃密な芳香と大輪の花姿は華麗で豪奢で王様の名にふさわしい品格に満ちていました。
余目の方々が、こんな豊かで美しい自然に包まれて日々暮らしていることをうらやましく思いました。
この地に咲くことの出来る花々は幸せだなあと思いました。
美しい余目の自然がずっとずっと続いて残されて行くことを願いました。
そして、これからも余目の素敵な方々との交流を深めたいと思います。