ちあの散歩道

輝いてアラカンヌ☆ありがとうの言葉を添えて暮らしのドアをそっと開けると今日も豊かな感動と新しい気づきが待っています。

新潟・長野で震度6強の大地震

2007年07月16日 | Weblog

被害に遭われた皆さまに心よりお見舞い申し上げます。

朝10時過ぎ、我が家でも大きな揺れを感じました。
熱帯魚の水槽の水が「チャポン・チャポン」と音を立て、今にも水がこぼれそうにりました。
マンション11階の我が家は耐震構造になっているため、ギーコ・ギーコと音を立てて横揺れします。幸いモノの落下はありませんでしたが、震源地はどこだろうとすぐにテレビをつけました。

距離の関係もあるでしょうが、輪島沖地震のときもかすかな揺れを感じましたが、今回のこの揺れで新潟なら、きっと被災地では大きな被害がでるのではと心配しました。

日本は災害列島へと化しているのでしょうか……。
大きな自然災害が増えている気がして仕方がありません。
自然を畏敬することを忘れた人間への警鐘ととらえるのは早計でしょうか。

今日は西千葉のゆりのき商店街のおまつりでした。
お祭りを見ていても、その姿から多くの人の人間模様が垣間見えました。ひっそりと人の役に立つ人、汗水たらして肉体を動かす人など、その人の日頃の考えや行動が如実に表れ、おもしろいと思いました。誰でも楽をしたい、しかし、こんな場面では普段の役割を越えて、その人の人柄が行動ににじみ出るものなのですね。

そんな中で、自宅の前庭で花作りをし、防犯やコミュニュケーションに生かそうとしているスズキマコトさんにお会いしました。
スズキさんはまだ現役のサラリーマン氏ですが、土日を使って花の育成や手入れをし、それは見事な「スズキ花壇」で人々の話題をさらっています。

その鈴木さんとお話しをしましたが、鈴木さんが写真のキーを見せてくれました。
笛をいっしょに付けた車と家のキーです。
「最近、ひったくりも多いですが、人は被害にあったときに声はなかなか出ないものです。笛があれば、笛を吹くことでその被害を人々に知らせることが出来、犯人も驚いてその手を弛めるでしょう」と言い、持ち歩きを実行していることに驚きました。「地震のときや災害にあったときなども自分の居場所を知らせるために笛を吹くことは簡便なことですね。」とスズキさん。
「笛は100円ショップでも売っていますから、だれでも手軽に持ち運びができます」と話していました。

「花作りも防犯に役立つ……、手入れの行き届いたきれいな花の前では人々は立ち止まり花を愛でます。普段は会話のない人たちも美しい花の前ではついついおしゃべりが弾みます。それがひいては防犯に役立っているのです。」と、忙しい仕事の合間に花作りに精出すスズキマコトさんに近いうちにお話しをゆっくり伺う約束をしました。

いいとわかっていても人が行動に移すまでには時間がかかります。行動に移すまで背中を押し続けるのは人と人のコミュニュケーションが一番のような気がしています。私も、出掛けたときに忘れないで笛を買い求めたいと思います。