昨日、今日とBSプレミアムで「ターシャ・テューダー」にまつわる番組が放映されました。
ターシャは2008年に93歳で亡くなったが、その前、2005年くらいに放映されたものの再放送でした。
ターシャに関する本は今も本屋さんの店頭に並んでいます。
私もターシャの世界にあこがれた一人ですが、映像の中のターシャが語る言葉のひとつひとつが、いまだからこそ理解できるというものもあります。
「皆さんはターシャの庭に憧れるけれど、これは肉体労働との闘いです」と、コメントがあったけれど、ほんとにその通りですね。
細かく注意を払って見ていると、蜂や蝶などの虫がたくさん飛び交っていました。へびもニョロニョロ。
東京ドーム22個分の土地を買い取り、庭づくりを始めたときのターシャは57歳だったとか。
農薬や除草剤などを一切使っていなかったことが、カメラの前のターシャの周りを飛び交う虫たちで理解できます。
私は、ターシャの庭もステキだけれど、ターシャの着ているものに憧れを抱いています。
虫が食ったウールのポンチョなどをターシャ流に着こなしている、ターシャの写真集は友人にあげてしまったけれど、長いスカートを冬は何枚も重ね穿きしている姿など、とてもいいなあと思います。
私も、今年の冬はそうやって室内での寒さを乗り切りたいと思います。
朝、起きると新聞の番組欄から、今日のめぼしい番組に赤ペンで丸印をつける……。
何かでこのようなことを読んだことがあります。
私も外出しない日は似たようなことをやっています。
12月はじめに福島で行われる1泊2日のスタディツアーを友人に誘われ、申し込んだところ、「肩書きならびに所属先をお知らせください」とメールで返信がきました。
ああ、困った……。
「私はどこにも所属していないし、肩書きなどは何も持ちあわせていません。あえていえば『生活者』であり、ときどきフリ―でライターの仕事をしています。被災地では『結い気セラピーマッサージュ』(私の造語・ボランティア)をさせていただきました」と伝えると、「生活者・フリ―ライター・結い気セラピーマッサージュ」が私を示す標記となったようです。
私にとっては、フリ―ライターという言葉もあまり好きではなく、そぐわないので、口頭ではときどき書く仕事をしていますと人には伝え、この“ときどき”が私にとっては最重要なのです。
“書くしごと”のときの名刺は、自分で印刷した名刺ラベルを、名刺の台紙に張り付けているものを相手に渡します。それに少し手を加え、3ミリ位のリバティなどの布を名刺幅に合わせて1本貼りつけたりして楽しんでいます。
打ち合わせのとき、その手作り名刺を渡すと、女性の方は、「まあ、きれい!」と言って下さる方も多く、これでいいのだと意を強くするときもあります。これはあくまでしごと用の名刺です。逆に男性は、「このおばさん、大丈夫かいな?」と思われるかもしれないけれど。
年金手続きなどで、身分証明書を求められても、私は運転免許証も持っていないので、せいぜい健康保険証ともうひとつ、銀行のキャッシュカードなどをさし示すことになります。
年金での括りでは大方「サラリーマンの妻」ということになっていましたが、夫が退職したので、それも卒業ということになりますね。
「サラリーマンの妻」は「主婦」よりも耳慣れてしまった言葉のひとつです。
会の主催者の立場を考えると、どんな人が集まるかわからないので、やはり肩書きや所属先なども必要になるのでしょうか。