豪雨王子^m^

大雨の中、中学生だろうか?

雨合羽を着て自転車をこぐ。

帰宅途中なのだろう。

合羽のフードはすでにはずされ

彼の頭は風呂場でシャワーを浴びているかのよう。

忙しく動くフロントのワイパーから見える彼は

気持ちあごが上がって得意そうでもあり、

心地よさそうにも見える。

いよっ!若者、いいねぇー!

信号が青に変わる。

もう少し彼を見ていたかったのだけど

名残惜しいと見たバックミラーは滝のような雨しか映ってなかった。

確かに合羽のフードごときでは太刀打ちしかねるこの豪雨

豪雨に負けじと頭のフードを手で押さえ

雨をよけるように斜め下を向きながら自転車を走らせる。

なんて

そんな役に立たない小さな抵抗を止め

潔く雨を浴びる方を選びたい。

見ているこちらも気持ち良い。

いつもそんな風になりたいと思っています。

なにのね。

ちっぽけなものにとらわれて

小さな世界に身を置き悪あがき。

無駄に力を入れ空回り。

くるくる回りすぎて

いったい何を求めていたかを忘れてしまう。

それでも続けてしまうのが悪あがき。

 

小さな世界にはまりそうになったら

雨と共にあった

この小気味いい少年を思い出そうと思います。

豪雨王子ですかね^m^

力を入れることより抜くこと

安心して身を任せることを知れば

進む方向が見えます。

管理人もどうせ濡れるのなら

気持ちよく『水も滴るいい女』に仕上がりたいものです(*^_^*)

 

 

 

 

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