Diary of Caviargirl

ホラー、ゾンビ、チェコ、虫、ヤドカリ、コマ撮り、ピンクな物事…キャビアガールの好奇心日記。

この世界から消える魔球

2009-03-14 23:56:22 | stage
おかげさまで、風邪っぽさはおさまったようです。
よかったよかった。
恒例の“季節の変わり目アレルギー”が出てきていますが、マスクしてれば楽。

今日はたっぷり睡眠をとり、家でゆっくりしてから、夕方から出かけ、シネマライズで『罪とか罰とか』鑑賞。その後、久しぶりのスズナリで、ブルースカイさん作・演出の『この世界から消える魔球』観劇。

『罪とか罰とか』は、最近舞台で観た人がたくさん出ていた。
成海璃子ちゃんがふっくらしていた。最近ドコモのCMの璃子ちゃんが可愛くて仕方ないんだけど、さ、さらに太った??
大笑いする映画ではないが、ところどころでツボに入り、ユーモアも“大丈夫?”ってくらい黒々としていて、楽しく観ました。登場人物がちらっと発する一言が面白い。監督が「ほとんどの観客にはうけないと思うけど、俺はこういうのがやりたいんだ」と入れているようなセリフもあったけど、そういうの含めて好きでした。
『愛のむきだし』で気になった安藤サクラさんがグラビアアイドル役で出ていて、またもやすごい存在感。エロい。
しかし、ケラさんと緒川たまきさんの結婚には驚きましたね。


『この世界から消える魔球』は、ナンセンス劇のパワーと果てしない可能性を感じた作品でした。
池谷のぶえさんは、やっぱりすごい!有無を言わせぬ“力”がある(ちなみに、池谷さん、『罪とか罰とか』にも出演されてます)。
そして、私の偏愛俳優・三浦俊輔さんも出演されていて!おどおどしてない強気な三浦さんが新鮮でした。でもやっぱり、斬られて苦しんでいるところとか、弱っている演技が好き。
こういう作品は、一歩間違えれば、芝居全体が散漫な印象になってしまいそうなものだけど、大筋の魅力と歌や踊りの見せ場、次から次へと繰り出される笑いで、集中力を途切れさせることなく見せる舞台に仕上がっていました。かなり笑った。
ブルースカイさんは、昨年「劇団・宝船」の舞台で初めて拝見した方だけど、これからの動向に注目していきたいです。
あ、あと、劇中に大好きなムームの曲が使われているのも気になったなあ。



昨日、入浴読書時間で古田新太さんのエッセイ『柳に風』を読み終わりました。予想以上に面白い!いろんな才能のある人だ。
最初のほうは、なんとなくこなれない感があるけど、だんだん筆がスムーズになり、テンポが確立されていく感じ。
古田さんが遭遇したおかしな人たちのエピソードがたくさん綴られているのだけど、面白い出来事をちゃんと面白く書くのって、意外に難しいこと。世にはびこる面白にアンテナをはり、キャッチして、自分にとってそれのどこが面白いのかポイントをはっきりさせ、それをその出来事を目撃していない人にも伝わるように書く。軽快なリズムでそれをサラリと(ではないのかもしれないが)やってのける古田さんがうらやましい。

最近他にお風呂の中で読んだのは、
・吉田玲雄『ホノカアボーイ』(レオさんとはお友達になれそうもありません…)
・三浦しをん『極め道』(三浦さんの妄想力は、ほんと素晴らしい。尊敬してます)
・濡木痴夢男『緊縛★命あるかぎり』(73歳の性欲に励まされます。細かすぎな描写が楽しい。他の緊縛エッセイも読みたい)
・小川糸『喋々喃々』(主人公と不倫相手の“ほっこりさ”がたまらなく鼻についてしまい、残念。前作『食堂かたつむり』はけっこう好きだったのだが)
など。

今日はリブロで、
・伊藤潤二『伊藤潤二の猫日記 よん&むー』
・東村アキコ『海月姫』
・南Q太『今日も夫婦やってます』
・小川洋子編著『小川洋子の偏愛短篇箱』
を購入。

このところは、担当中の企画に触発され、読書のかわりにTOEICの文法問題集なんかもやってます…。
実は、また受けたいんだ、TOEIC。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿