六本木ヴァージンシネマで先行ロードショーがあるというので、
昨日観てきました、『ナルニア国物語』。
原作ファン、ファンタジーファンとしては、待ちに待った公開だったのだけど、
感想は、正直“そこそこ”って感じでした。
何かいまいち盛り上がりに欠けるし、世界も広がりが足りない、映像の特殊効果も驚かされるものがない。世界観が狭いんですよ。
原作に忠実にしたのかもしれないけど、映画なりのアレンジとかエピソードをもっと加えてほしかった。小説では許せるけれど、映画にすると違和感の生じる話の唐突さも気になる。普通の少年ピーターが、あんな申し訳程度の剣の練習で兵隊を率いて戦うようになれるわけないし。もうちょっとフォローが必要だったのでは。
せっかくの魔法アイテムを活かしきれてないのも不満。
どこにいても助けを呼べる角笛、どんな傷も癒す薬、念じれば必ず当たる弓矢など、登場したときは「わぁ☆」と興奮させられるのに、結局使うのは1回のみ!一応使ってみました、って感じで・・。弓矢といえば、女の子たちが戦いに全然参加しないのにも不満ありでした。
それから、驚いたのが、徹底して画面から血を排除していること。たぶん血らしきものが見えるのは、エドマンドの唇の傷とピーターの額の小さな傷くらい。あとは、オオカミにかみつかれようが、剣が刺さろうが血は出ない(または傷口を隠している)。気づかなければサラッと観れてしまうんだろうけど、ついつい気になってしまった。ディズニー映画だから血はNGなの??
と、不満点ばかり出していてもなんなので、良かった点をいくつか。
なんといってもこの作品に大きく貢献しているのが、末娘のルーシー。小生意気で好奇心たっぷりの目、くったくのない笑顔と発言、つやつやさらさらの髪の毛、すでに二重顎気味のふっくらした輪郭・・・愛されキャラの素質十分。キュートです。彼女の魅力がこの作品をひっぱっていたと言っても過言ではないでしょう。
新鮮だったのは、サイクロプス(一つ目怪人)とかドワーフ(小人)など、ファンタジー世界ではおなじみの架空のキャラクターに混じって、リアルな動物たち(人間の言葉話すけど)が世界を闊歩しているという点。両者がいっしょくたになって戦っているのは、ちょっと不思議な光景でした。動物たちは意外に良かった。とくにビーバーさんは、夫婦仲が良くて、観ていて癒されました。
そしてそして、私が強烈なセックス・アピールを感じてしまったキャラクターが一人いまして。
それが、裸にマフラー一丁で登場する、フォーン(半神半獣)のタムナスさん。
上半身は人間っぽいですが、腰から下にはヤギの脚が生えてます。
顔にはちょいヤギ風なあごひげ、背中にはタテガミのような毛がもっさり、腕やみぞおちにもふわふわの毛が。
なんか、いいです! 若くて柔らかそうな肌と薄い色のもさもさ毛のコンビネーション・・・。いや、まず顔が好みなんですけどね。優しい目がなんとも。
弱気そうなのに、暖炉の火に照らされて笛を吹く顔がなんともセクシー。タムナスさんになら、騙されてもいい!
ルーシーと一緒のシーンは、何だかとってもドキドキ、クラクラしましたよ。
恋に落ちちゃうんじゃないかと思って。
演じているジェームズ・マカヴォイ、要チェック!と思ったんだけど、
出演している他の映画のスチールみたら、あんましかっこよくない!
彼には是非、半神半獣を演じ続けてもらいたいものです。
ちょっと落胆しつつも、そこそこ楽しんだナルニアでした。
やっぱり各所で泣いてしまったし。
以前テレビで観た、BBC製作のドラマ版がDVDで出ているので、またそっちも観たいなあ。けっこう名作だった覚えが。
帰りにTSUTAYAに寄ったら、タッシェンの25周年セールでホッパーの画集が1900円になっていたので、即購入。他に、長田弘『アメリカの61の風景』、トルーマン・カポーティ『冷血』(新訳・ハードカバー版)を買いました。
昨日観てきました、『ナルニア国物語』。
原作ファン、ファンタジーファンとしては、待ちに待った公開だったのだけど、
感想は、正直“そこそこ”って感じでした。
何かいまいち盛り上がりに欠けるし、世界も広がりが足りない、映像の特殊効果も驚かされるものがない。世界観が狭いんですよ。
原作に忠実にしたのかもしれないけど、映画なりのアレンジとかエピソードをもっと加えてほしかった。小説では許せるけれど、映画にすると違和感の生じる話の唐突さも気になる。普通の少年ピーターが、あんな申し訳程度の剣の練習で兵隊を率いて戦うようになれるわけないし。もうちょっとフォローが必要だったのでは。
せっかくの魔法アイテムを活かしきれてないのも不満。
どこにいても助けを呼べる角笛、どんな傷も癒す薬、念じれば必ず当たる弓矢など、登場したときは「わぁ☆」と興奮させられるのに、結局使うのは1回のみ!一応使ってみました、って感じで・・。弓矢といえば、女の子たちが戦いに全然参加しないのにも不満ありでした。
それから、驚いたのが、徹底して画面から血を排除していること。たぶん血らしきものが見えるのは、エドマンドの唇の傷とピーターの額の小さな傷くらい。あとは、オオカミにかみつかれようが、剣が刺さろうが血は出ない(または傷口を隠している)。気づかなければサラッと観れてしまうんだろうけど、ついつい気になってしまった。ディズニー映画だから血はNGなの??
と、不満点ばかり出していてもなんなので、良かった点をいくつか。
なんといってもこの作品に大きく貢献しているのが、末娘のルーシー。小生意気で好奇心たっぷりの目、くったくのない笑顔と発言、つやつやさらさらの髪の毛、すでに二重顎気味のふっくらした輪郭・・・愛されキャラの素質十分。キュートです。彼女の魅力がこの作品をひっぱっていたと言っても過言ではないでしょう。
新鮮だったのは、サイクロプス(一つ目怪人)とかドワーフ(小人)など、ファンタジー世界ではおなじみの架空のキャラクターに混じって、リアルな動物たち(人間の言葉話すけど)が世界を闊歩しているという点。両者がいっしょくたになって戦っているのは、ちょっと不思議な光景でした。動物たちは意外に良かった。とくにビーバーさんは、夫婦仲が良くて、観ていて癒されました。
そしてそして、私が強烈なセックス・アピールを感じてしまったキャラクターが一人いまして。
それが、裸にマフラー一丁で登場する、フォーン(半神半獣)のタムナスさん。
上半身は人間っぽいですが、腰から下にはヤギの脚が生えてます。
顔にはちょいヤギ風なあごひげ、背中にはタテガミのような毛がもっさり、腕やみぞおちにもふわふわの毛が。
なんか、いいです! 若くて柔らかそうな肌と薄い色のもさもさ毛のコンビネーション・・・。いや、まず顔が好みなんですけどね。優しい目がなんとも。
弱気そうなのに、暖炉の火に照らされて笛を吹く顔がなんともセクシー。タムナスさんになら、騙されてもいい!
ルーシーと一緒のシーンは、何だかとってもドキドキ、クラクラしましたよ。
恋に落ちちゃうんじゃないかと思って。
演じているジェームズ・マカヴォイ、要チェック!と思ったんだけど、
出演している他の映画のスチールみたら、あんましかっこよくない!
彼には是非、半神半獣を演じ続けてもらいたいものです。
ちょっと落胆しつつも、そこそこ楽しんだナルニアでした。
やっぱり各所で泣いてしまったし。
以前テレビで観た、BBC製作のドラマ版がDVDで出ているので、またそっちも観たいなあ。けっこう名作だった覚えが。
帰りにTSUTAYAに寄ったら、タッシェンの25周年セールでホッパーの画集が1900円になっていたので、即購入。他に、長田弘『アメリカの61の風景』、トルーマン・カポーティ『冷血』(新訳・ハードカバー版)を買いました。
奥さんがイケてるのですよ。
『猫に未来はない』気になるタイトルですね。チェックしてみます
血の本シリーズもコンプしたいなあ