先日多賀城を訪れた話は2回にわたって書いた。今、南門の建設工事で槌音が聞こえるそんな一日だった。歌枕にも読まれ古来文人墨客が数多く来訪したこの遺跡、まだ見ぬ地への憧憬にも似た感情が次第に郷愁や懐かしさなどに変化していく。そんなことを考えながら政庁跡からふもとの方向に下りてくると一本の木に出会った。
この木の幹には札がぶら下げられていて、その内容は以下の様だった。多賀城桜のタイトルで、105年の年月が経つという。多賀城市内で一番早く咲くとも書かれていた。春まではまだ時間があるが多賀城南門の工事進捗状況を確認しながら桜の開花状況を確かめに来てみようかなと思ったヒトトキだった。
自分の足で史跡を散策しながら往時をしのぶのもまた楽しかりけり。そんな午前のことだった。それにしても誰がこの札をぶら下げたのか、手書きの文字に行政ではない住民か散策好きの多賀城史跡ファンかなと想像を豊かにした時間でもあった。
この木の幹には札がぶら下げられていて、その内容は以下の様だった。多賀城桜のタイトルで、105年の年月が経つという。多賀城市内で一番早く咲くとも書かれていた。春まではまだ時間があるが多賀城南門の工事進捗状況を確認しながら桜の開花状況を確かめに来てみようかなと思ったヒトトキだった。
自分の足で史跡を散策しながら往時をしのぶのもまた楽しかりけり。そんな午前のことだった。それにしても誰がこの札をぶら下げたのか、手書きの文字に行政ではない住民か散策好きの多賀城史跡ファンかなと想像を豊かにした時間でもあった。