何やら梅雨時のような天気が続く日曜日だった。雨はそれほど強くはないが、長雨になりそうな気配で、心理的には重たい感じがする。出かけようかそれともやめようか逡巡する時間が長かったが、思い切って出かけることにした。目的は仙台の桜の開花が今日発表されるかどうかの確認だった。別に仕事ではなくヒマ老人お散歩途中のことなので義務感や責任感が要求されることではない。11時前にいつもの気象台の観測圃場に到着。カメラを担いだ報道陣が10数人集まっていて仙台管区気象台の観測課の職員の到着を見守っていた。事前に咲いている桜の花びらの撮影を終えていた社もあり、観察員の到着を待つばかりにしていた社が多かったようだ。
気象台の観察員んはこの日は傘さし行動、標本木の花びらのチェックに余念がない。5輪ほどの確認に足り仙台の桜はこの日開花となった。観測開始以来最速の開花で、季節は足早の進んでいることが分かる。三日間にわたった「開花発表」観察日記はこれにて終了することになった。
シト雨に 薄墨色の サクラ咲く (駄作)