冷え込みが日々続くようになった。天気は午後から雨の予報、日中も10度ぐらいの気温の予想。寒がりの私にとっては身を縮めている季節になった。そんなことを考えながら新聞を見る。パラパラとページをめくるとある記事に目が止まった。それは早稲田の角帽の話だった。最盛期30店舗はあった帽子屋さんが今ではほんのわずかになってしまったという。確かにかぶる学生の減少は想像できる。髪型を気にしたり、何か特異な目で見られるなどリアクションも様々だろう。
(写真は勾当台公園の平和と題した母子像)
そこで応援部が「角帽復活プロジェクト」を結成、新規需要の創出や販売体制の構築など課題に取り組み、費用はクラウドファンディングで200万円を目標にしている。同窓会意識の高い早稲田だから多分賛同の輪は広がるのではと期待している。時代とともに帽子に対する感覚も変わってきているが、伝統の角帽、何とか存続とかぶる習慣を継続してほしいいもの。そんなことを考えた祝日、勤労感謝の日の朝のことだった。それにしても角帽は何処に行ってしまったのだろう。行方は思いつかない。