いつもと起床時間がどういうわけかずれてしまった。まだ起床には早すぎるということで二度寝の態勢。そして起きたのが5時半。いつもと比べると一時間以上も遅くなってしまった。そこでスマホをとりだし、今朝の初めての被写体の東の空の朝焼けを狙う。この時期日の出の時刻は6時過ぎ。まだ日の顔は見ることはできない。もう少し時間が必要で一枚パチリと撮って戻る。それがこの写真。朝焼けの陽の光が海の向こうから差し込み始めこれはこれで見ごたえがある写真となった。
一度室内に戻り、日の出直後の写真をもう一枚とることにする。6時10分ごろだろうか、日の出から少し経った頃もう一度外に出てみる。太平洋そしてビル影の中から浮かんだ太陽、日の光だ。いつも日の出を見るとどういうわけか古代の卑弥呼や当時の信仰、太陽への敬いを思い出す。自然な陽の光と暖かさへの畏怖の気持ちが卑弥呼信仰につながったのではないかと想像する。霜月という言葉の響きがある意味冷たい中に、日の光ははじめ仄かな光を投影する。それが冒頭のタイトルになった。11月6日の朝のことだった。