9月もあと2日となる、季節の進行は早いもので、先日来の猛暑も、いつの間にか涼しい朝となる。秋といえばお月見と果物豊富な時期。リンゴやナシ、そして今日のテーマの柿もよく出回る。柿食えば鐘がなるなり法隆寺はあまりに有名だが、この柿は渋柿だったのかはたまた甘柿だったのか、どんな情景で詠まれた句なのか気になる。
ネットで調べてみると、漱石の「鐘つけば銀杏ちるなり建長寺」への御礼の句だったとか、病弱な臥せりがちな子規への応援歌への返歌とみると一段と情景が変わって見えてくる。秋の寂しさが鐘の音とともに伝わってくる。
そこで駄作の一句
柿食えば 体に溢る 英気かな (駄作)
今日も元気だ。柿がうまい、駄作の駄作だ。