お菓子教室Cakes&Tea(ケーキ&ティー) わかこのお菓子な生活


福島県会津若松市にある洋菓子、パン、和菓子の教室です。

会津産米粉のお菓子

2009-03-07 | 試作

   結局、昨日の休みも試作をしていました。

今回Sany0487は、会津産の米粉を使ってケーキを作って広めたいという思いで、以前よりパワーアップしたレシピを考えてみました。

とりあえず、ロールケーキを米粉に変更してもいいかな~と思い、米粉のロールケーキと米粉と抹茶のロールケーキのスポンジを焼きました。

今までの配合よりもコクをだそうと思い、改良しました。以前の配合よりかなりで、しっとりざらつきを全く感じない仕上がりになりました。

Sany0489今回は、プレーンのスポンジにパンコースでも使用した『喜多方産のミックス米粉』。抹茶のスポンジにこの前、喜多方の講習で使用してきた『北塩原産のパウダーライス』を使ってみました。どちらもとってもしっとりふんわりです。

スフレロールよりも全体の量を少なくしてみましたが、紅茶スフレロールと同じで厚い生地にした方が良かったかな???

仕上げは、1日たってからしましたが、ざらつきの全く感じなくて小麦粉の生地よりもしっとりできました。これなら、小麦粉の生地より好きと言ってくれる人も増えて、米粉が見直されるかもと思ってしまうくらいの仕上がりだと思います。

抹茶の方は、家で煮た黒豆があったので黒豆をサンドしてみました。

圧力鍋だと加圧20分でふっくら黒豆がとっても簡単に煮えるので、実習で使ってもいいかな?と思ったのですが、やっぱり定番のプレーン生地にいちごサンドの方が好評で自分も好きだったので今回はシンプルに米粉のいちごロールでいきたいと思います。

この米粉ロールケーキは、4月の応用の2品目、紅茶スフレロールと一緒に加えたいと思います。

その他に、米粉とくるみのパウンドケーキを作ってみました。

以前は、米粉のざらつきをカバーするためにバナナと組み合わせたのですが、今回は製法と配合を変えて挑戦!!初めて米粉のメニューを教室で取り入れた4年前より、米粉に関する知識も増え、米粉もいいものが多く出回ってきているのでざらつきも感じません。

今日は、全て思いつきの配合で作りましたが、どれも今までの米粉のケーキよりかなり出来がいいみたいです。

ただ、製法を変えてふんわりしっとりに仕上がり、味もよかったのですが...。

Sany0479小麦粉と同じ方法では、くるみが沈んでしましました

しかも、膨らし粉を一切加えていないのに、膨らみすぎ、型からあふれたので上面をカットしてみました。

でも、米粉とは思えないほどざらつきもなく、次の日になってもしっとりして美味しかったのでちょっとに変えて、マカロン時の2品目にしたいと思います。

もうひとつ考えているのが、チョコタルトの月の2品目。米粉のフルーツタルト。

タルト生地とカスタードクリームに米粉を使って作ってみようと思います。

 今月は、柳津に米粉の講習を頼まれています。そこでも、喜多方と北塩原の米粉を使います。

 製粉技術の発達と安全性の問題から注目をあびている米粉を使ったお菓子の数々...。

 米粉を使って地産地消を進めていくためには、本当なら会津に最新の製粉機があれば、いいのですが...。ケーキ用にキメ細かく製粉さえできれば、もっと米粉は広がると思います。パン用は、グルテンを加えないとできないけれど、ケーキ用は何も添加しなくても使えるんです。

 県内でも、かなりキメ細かくお米を製粉してくれるところがあるそうですが、行こうと思っても1時間以上 かかる場所にお米を持っていって、製粉したのを取りに行ってと2回いかなくてはいけないと聞くと、なかなか行動に移せません。2回往復しようと思うと米粉を買った方が安くなってしまいます。でも、自分で頼んで製粉してもらった会津産米粉で講習をするのもちょっといいかな~とも思うので、機会があったら製粉してみようかな~と思います。