お菓子教室Cakes&Tea(ケーキ&ティー) わかこのお菓子な生活


福島県会津若松市にある洋菓子、パン、和菓子の教室です。

米粉実験Ⅱ

2009-03-31 | 試作

 今日は、今年度最後の日。教室をお休みにして 、新年度の準備の為に空けておきました。

...のはずが、この間作ったグルテンを混ぜて作った米粉パンをもっといろいろ作ってみたくて、時間の半分を米粉パンに費やしてしまいました。

そんなわけで、今日作ったSany0654米粉パンは4種類。左から

1.紹介した郡山のお米屋さんで製粉した米粉のパン(キメは上用粉とほぼ同じ)

2.上新粉  3.だんご粉  4.そば粉90%米粉10%

Photo

カットしたパンは、左上1右上2左下3右下4の順です。

今回は、卵入りのテーブルロールにして、グルテンを前回より増やして基本量にしてみました。

その結果...

見事、ふんわりパンが出来ました。小麦粉のパンよりふわふわと言ってもいいくらいの柔らかいパンです。でも、食べるとモチモチ。

一番膨らんだのが1の製粉した米粉のパン。二番目に膨らんだのが なんと、3のだんご粉パン。3番目は2の上新粉パン。一番膨らまなかったのがそば粉パン

そば粉パンに関しては、最初100%そば粉パンを作ってみたいと思い作りました。(そば粉の味が強くなるのは知っていましたが...)そばができるのだから...と思い、グルテンを少し減らして他と同じに作ったら水分を入れすぎて、後から1割の米粉を足したので、グルテン量が少なすぎたのもひとつの理由だと思います。

とりあえず、そば粉以外のパンを比べてみるとどれもふんわりモチモチでざらつきが一切ありません。どれも、とってもよく仕上がりました。

米粉パンって、捏ね始めは、だんごを作っている感じとまるで一緒。全く粘りがありません。それが捏ね続けることで、小麦粉と同じ粘りが出てきます。つまり、だんごが上新粉作ってもなめらかに出来るように、同じように水分の多いパンもざらつきがなくしっとり出来るみたいです。ただ、キメが粗いほど膨らみは悪いようですが...。

とにかく、予想以上の出来上がりに大満足。なんだか、今まで作ったどのメーカーのパン用米粉を作ったパンよりよく出来たような気がします。

ますます、地産地消を広めるには、やっぱり自分でグルテンを混ぜた方がいいような気がしてきてしまいました。