本来カントリーとは、田舎風という意味でアンティーク風のイメージをいうので本当のカントリーではないのですが、友人の影響でカントリー雑貨に興味を持ちカントリー雑誌を眺めながら自分なりのカントリーキッチンを目指して工夫してきました。
8年前、教室専用のカントリーキッチンを自分なりに設計して、大工さんに頼んで作ってもらいました。その頃購入した『私のカントリーキッチン』という本を見て、何度も何度も眺めながら、新しい教室の完成を夢見ていた頃を懐かしく思います。
教室を始めた頃は、カントリーというものは全く知りませんでした。ただ、雑貨は好きだったので季節に合わせて自分なりに当時の台所を模様替えしていたら、雑貨好きの友人に「わかちゃんはアメリカンカントリー風だよね」と言われました。その頃はアメリカンカントリーと言われてもチンプンカンプン。その友人はフレンチカントリーが好きだったので、その友人と雑貨屋さんめぐりをしいるうちに影響され、いつの間にか私もナチュラル風のフレンチカントリーが好きになっていきました。
夢に見ていた教室専用のキッチンが完成して、憧れの雑誌『私のカントリー』の葉書に教室の事を書いて送ったら、編集部から電話が来て、写真を送ってください。と言われ喜んで友人に連絡して友人のイメージのカントリーキッチンに一緒に模様替えして写真を撮り、編集部に送りました。その結果…。
答えは「ただの台所ですよね」と言われてしまいました。確かに雑誌で掲載される部屋には程遠く、最低限のお金しかかけないで作ったキッチンだったので、飾りの工夫だけでは限度がありました。作業台は会議用テーブルだし、壁は穴を空けないようにしていたので殺風景だし。今思うと、かなりさびしい感じでした。
それから、雑誌に掲載されるようなカントリーキッチンを目指して手作り雑貨作りにかなり熱中したりしてオリジナル雑貨もたくさんでき、2回くらい写真を送りましたがその後連絡がなく諦める ことにしました。
でも、写真を送っていた頃より今の方が飾りつけも上手になってきているのが自分でわかるし、以前は高級な雑貨がメインのお部屋が紹介されていた気がするけど、今の時代はシンプル系。しかも、100円ショップの雑貨や手作り雑貨なんかも紹介される事が多く、まさに私向き??と思い、また、写真を送ってみることにしました。雑誌に載らなくてもいいんです。だって、規定どおり写真を送ると、雑貨がもらえるから。
実は先月も写真を送って、今までに4回雑貨が送られてきました。でも、どうせ送るなら納得のいく写真にしたい…とディスプレイや写真撮影にも気合が入ります。
写真を撮ると部屋を片つけなきゃという気になるから、私には必要みたいです。雑誌に掲載される事より、模様替えをして生徒さんに楽しんでもらえる方がずっとうれしい。喜んでくれる人が1人でもいると、また気合が入ってしまします。今は雑貨を作る時間も部屋の模様替えする時間もほとんどないけど、秋のキッチンはリネンを多く取り入れて今風のキッチン作りに挑戦してみようと思っています。写真を送るという目標があると楽しいから…。いろいろまた作ってみようかな…と思う今日この頃でした。