cahors日記

美味しいものを求めて東へ西へ

大坂~京都~伊勢の旅3 割烹の宿 美鈴

2013-03-01 | 旅(国内)
↑泊まった翌日が節分でした♪



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ずいぶん、間が空きましたが

お伊勢さん参りの続き



いつもそうですが

この旅も1番の目当てはお宿。



私が宿選びに参考にしている本“スローフードな宿”。

もう、見すぎてボロボロ…。もはやバイブル的存在♪



門上 武司氏とカメラマン・ハリー中西氏が

実際に宿泊し、その地の食材を活かした料理を実際に食べ

宿の方との会話を交えて…。

読めば読むほど、実際に足を運びたくなります。



実際「かいとく丸」「三水館」「三鞍の山荘」「やまなみ」…など

この本で興味をもって宿泊した宿も数知れず。



今回、お世話になったのは

日本三大民宿の1つと称される「割烹の宿 美鈴」。

ちなみに、本にも3大民宿すべてが載っています。

ずーーーとその存在が気になってました。

熊野灘の海の幸はもちろん

自慢のカラスミ仕込みのために

1ヵ月もの長い間、宿を閉めるそう。

そして1日4組限定。

そのこだわり、潔さに期待高まります♪



伊勢市からは和歌山方面に向かって

車で1時間15分くらい。



本に載っている写真では

まだ“the 民宿”という雰囲気でしたが

3年前の2010年に全面改装されて

上質な和の空間へと変わりました。
 



掃除が行き届き、清潔感漂ってます。




熊野灘を見渡せるラウンジ。




お部屋からも海が。




古里温泉のお湯を利用した檜風呂でしっかり温まり

お待ちかねの食事タイム、1階の広間へ。




すだちの食前酒とともに

珍味盛り合わせ。

中央がマンボ。その上から時計回りに

さざえ、牡蠣、干し柿、ぼらのへそ

とこぶし、里芋、げそ、ほら貝。



はた、いさきの菊花造り。

中央は甘海老より旨い!!ガス海老と蛸。



ガス海老は“ひげなが海老”のこと。

背ワタを取る時、ガス臭がするため

地元ではガス海老と呼ばれるそう。すごい名前だ



ナマコ酢と茶碗蒸し。
 




そして、美鈴の代名詞と言っても過言ではないカラスミ

う、美しい…

みっちりと凝縮した濃厚な旨みが口に広がるよ~。



ここで握り寿司。

ほら貝、やりいか。漬けぶり、あらはた(赤カマス)。
 
醤油つけずに抹茶塩で。

このリアルな魚の器が可愛くて♪

地元の作家さんの作品で結構人気があるのだとか。



セレベスの野菜あんかけ、さわらの粕漬け焼。
 



千切り野菜巻き。

極細の野菜がシャッキシャキ。

山葵風味のタレを付けて。



最後は海鮮しゃぶしゃぶ




ガス海老 たこ、鯛、赤ます(くえ)の4種類。




特に印象的だったのが

熊野灘の周辺にだけ獲れる“ひろめ”という海藻。
 
ワカメと昆布の中間のような食感で

さっぱりいくらでも箸が進みます。

美味しいと感動していたら

もうひと山、出して下さり。



デザートはアイス・干し柿のソース添えだったかな。




一見、強面な対象だった大将も

この頃にはビールでご機嫌のご様子。

1席、1席、丁寧に挨拶してくれ

始終、和やかな雰囲気で熊野灘の海の幸を堪能しました。





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