クラージュせたがや ~Courage Setagaya~

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関東大学サッカーリーグ1部第6節 早稲田大3-3青山学院大そして駒澤大0-0順天堂大

2007-04-30 03:02:48 | サッカー(その他)
JR東日本カップ2007・第81回関東大学サッカーリーグ・前期第6節の内2試合が
4月28日、東京・西が丘サッカー場で行われた。
小林太樹(一昨年までベルマーレユース)のいる青学と
日下部諒(昨年までベルマーレユース)の順天堂がみたくて、
かつ、1部で上位を争うであろう早大、駒大と
それぞれ戦うことから、この日の西が丘のカードは私にとっては絶好のものであった。


(第1試合)12:00開始
早稲田大学3-3青山学院大学
【得点】24分頃(青学)7中村祐人、29分頃(早大)4金守貴紀、32分頃(青学)10田坂祐介、
46分頃(青学)7中村祐人、61分頃(早大)8山本脩斗、83分頃(早大)9渡邉千真


青学のスタメンの布陣は以下の通り。
(上がGK、下がFW。名前の後の()内は学年)


           12石川祐(3)

2奈良林寛紀(2) 19小林太樹(2) 4嶋田将利(3) 3松井直(4)


10田坂祐介(4) 11山道隆広(3) 6藤澤翔太(3) 8下地奨(4)

 
        9関野将也(3) 7中村祐人(3)

選手交代は
69分頃3松井→31武田英二郎(1)
74分頃11山道→33村杉聡史(1)
80分頃7中村→15加藤健(3)

中盤はフラットの構成のように見えた。
対する早大は3-5-2の布陣だったが、
前半途中で兵藤が下がってからは3-4-3の布陣となった。

先制点は左CKを中央で中村が頭で合わせたものだが、
その左CKを生んだのはカウンターから中央で山道が左へ展開し、
松井が逆サイドへと再度サイドを変えたボールをゴール前右サイドで
田坂がボールを受けた後切り返して放ったシュートとそこまでの展開。
早大はサイドの守備と攻撃から守備への切り替えの意識が薄い。
攻撃力は相当にあるのだが、守備は穴が目立った。

早稲田の同点ゴールは、ゴール前へのアーリークロスを
10兵藤慎剛(4)が頭で逆サイドへ折り返したところを金守(4)が頭で押し込んだもの。
兵藤も金守もゴール前でどフリーだった。
青学の守備は、地上戦(特に中央)には強いが浮き球の処理(特に流れの中)には
この場面以外でも難をみせていた。

しかし青学もすぐさま得点機を得る。
松井が中央に切り込んで放った強シュートのこぼれ球を
ゴール前で田坂が押し込んで早稲田を突き放す。
後半開始早々にも再度左サイドから得点機が生まれ、
左サイドからのグラウンダーのクロスをゴール前ファーサイドで
中村がスライディングでゴールへ押し込み、これで勝負あったと思わせた。

とはいえ、早稲田の攻撃力は強烈であった。
早稲田は選手交代しながら3トップの両ウイングのスピードを上げてきた。
青学は両ウイングのスピードについていけず、
中途半端にDFラインを押し上げた状態でボールを奪われて
両ウイングにボールがわたるともはや手を打てずにいた。
早稲田の2点目は青学の敵陣左サイドでのスローインが早稲田にわたり、
そのボールを右ウイング山本(4)がスピードに乗って敵陣を突き進んで
思わず飛び出したGKもかわしてボールをゴールへ入れたもの。

青学もカウンターから2度決定機を得るなど、
前がかりの早稲田を脅かそうとするが
終盤、渡邉千真(3)が相手との敵陣やや深い位置でのハイボールの競り合いに
勝った後そのこぼれ球をすかさずゴールへ突き刺して同点に持ち込む。
渡邉千真、やはり大学サッカーでは恐るべし。
2点目もそうだが、攻撃陣の個人能力の高さは青学の守備陣の手には負えなかった。

後半ロスタイム、敵陣右サイドやや深めで青学がFKを得て
キッカーに右利き・左利きをそろえて脅かすが、
早稲田は一か八か?のオフサイドトラップで青学の選手のゴール前への突進をいなした。


試合後、小林くんと1年3ヶ月ぶり(プリンスリーグ昇格決定戦以来)の再会。
やはり2点リードの試合を落としたこと、そして2失点目、3失点目には悔しさ一杯であった。
チャンスをもらってはいっぱいいっぱいの状態になりながらも精一杯やっていこうとしている彼。
2年ではまだまだ荷が重いのかもしれないけど、
いずれ小林くんが青学のディフェンスリーダーになるのではないか、と
この試合でDFラインの中で一番声を出していた彼をみながら思った次第であった。
今後の彼の精進、活躍に期待。



(第2試合)14:10開始
駒澤大学0-0順天堂大学
【得点】両チームともなし

順天堂のスタメンの布陣は以下の通り。
(上がGK、下がFW。名前の後の()内は学年)


           41松本拓也(1)

4森英次郎(3) 3村上祐介(4) 33日下部諒(1) 34佐藤貴一(1)

      5三浦旭人(2)   14島嵜佑(4)
11福士徳文(3)    10伊藤大介(2)    8綿引大夢(2)

           35岡本達也(1)

選手交代は
45分3村上→31岩澤大介(1)
84分頃8綿引→16慶田光彦(4)


順天堂は1年生を重点的に試している時期でもあるからか、
試合毎に布陣が異なっているようだ。
開幕戦では3-5-2で、この試合では4-2-3-1。
対する駒澤はインカレ決勝の時と同様、
中盤が菱形の4-4-2の布陣。

この試合の最大の問題は、両チームでも審判団でもなく、
雷雨であった。
何しろ、開始3分にして近くに落雷があったことで試合中断。
その後再開するも前半30分過ぎに再度落雷を恐れて試合中断。
2回目の中断時間の間の雷と風雨は激しかった。
2回の中断の時間はあわせて45分に及び、
その後は幸いにして雨も小降りになって試合後にはあがった。

試合展開は大味で、両チームとも前方へ蹴りこむ一辺倒のもの。
駒澤は前線の9高崎(4)へ合わせるだけ。
順天堂は元・磐田ユース→磐田の岡本の1トップだが
彼がボールをもててもそこから先が続かない。
順天堂は得点がほしければどこかで2トップに移行すべきだったろう。
駒澤は・・・大学王者をめざすならこのサッカーじゃだめだろう。
駒澤が圧倒的に攻めて得点だけが奪えなかった、というわけでもない。
もっとも、この試合は中断2回が心理的な悪影響をもたらしたのかもしれないが。

順天堂は駒澤を相手に勝ち点1を得て、
駒澤は不覚をとった、と試合内容からもみるべきだろう。
順天堂は1部残留やインカレ出場権獲得へ向けてこの勝ち点1を活かしたい。


日下部くんとは試合後に再会。
レベルの高いところでやれて、日々充実しているようだった。
爽やかな表情は変わっていなかったね。
そして、この日は日下部さんのお母様とも再会できた。
あんな雷雨になったのは、恐らく私のせいです(笑)


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