前日に、ホテルでデザートサファリを申し込みした。
JALパックさんのオプショナルツアーは曜日が決まっているようだった。(水・金・日)私達の希望日は火曜だったのだ。
6月はオフシーズンなので、簡単に予約が出来たが、出来るだけ早めに予約しておかないと人気のアクティビティーらしい。
”はっ?明日ぁーー”っと難しい顔されてしまった。
当日は4時にホテルで待っているとドライバーが迎えに来てくれる。
ドバイバーはイジアス。マッチョでクールな頼れる親父。
”ビーチサンダル履いてきたけどラクダ乗る時大丈夫?”
”大丈夫、問題ない”彼は親指をぐっと挙げてくれた。
ホテルの送迎から、サファリツアーまで全て彼の車で行われた。彼はデザートドライバーライセンスを持ちベテランのドライバーだ。
ホテルから約1時間。綺麗に舗装された、ガンガンに街灯がともされた道を走る。
これはこれで、素晴らしい観光だ。砂漠の真ん中を、先が見えない程まっすぐに伸びる道を車が突き進んでゆく。
適当なところで、砂漠を走るのだと思っていたら。フェンスに張り巡らされたゲートを抜けて、セキュリティーにイジアスが名前とライセンスを提示して砂漠に入る。
行ってびっくり、同じ車が一杯集まっていた。連隊を組んで砂漠の中を走るのだ。
まず、集合地点でタイヤの空気を抜く。
”じゃーんぷっ”て叫びながら、ぶんぶん飛び上っている集団がいた。
なぜ?飛び上がる?なぜ、その写真を撮る? たらんなぁ・・・っと心の中でつぶやいた瞬間。
その飛び上がっている人が
”Msいちこーーー”と手をぶんぶん振っている。
はぁ?私ドバイに知り合いいませんけど。
飛び上がって写真撮るようなおかしな人は、もちろん関西人ですから、沢山お友達にいるでしょうけど。
そんなにお顔の整った、ほりの深い友達は居ません。
ぶんぶん手を振っているを止めて、サングラスをとった人は・・・・・
パレスの中を案内してくれた、IMANさんだった。彼女はモロッコ人で元キャビンアテンダント。
”キャーーーー”って私に近づいてくる彼女は、ホテルの中とは大違い。
落ち着いた大人の女性だった彼女が、ジーンズを履き、少女のようだ。キャラまで変わってる?
彼女はホテルの仲間と、休日を満喫していた。
ここからが、ロイヤルミラジューの素晴らしさ。彼女の友人も私達が滞在客と知ると、声をかけてくれたり。小心ものの私達が二人で写真を撮るのを、躊躇しているのに気付くと、”撮ってあげましょうか?”と声をかけてくれたり。
ディナーでどうしてよいか分からずにお皿を持ってうろついていると、そっと列に導いてくれたり。
程よい距離で、私達を見ていてくれていた。目頭が熱くなるほど感動していた。
砂漠のサファリは、頼れる親父イジアスの運転で、程よいスリルを味わいながら、進んでいった。酔い止めが必要なほど、すごいのを想像していたら、案外拍子ぬけ。
安全第一運転だ。
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