杭州小籠包から見える、白い巨大な建物、なんでしょう。
ほっとする、美しい広大な公園です。
広い・・・・この日も30度近い気温。暑いし、広くて歩き疲れた。
建物の中に入ってみましょう。涼みましょう。
中は蒋介石さんの記念の品々で一杯です。
カツーンカツーンっと館内を響く音につられて歩いてゆくと
なにやら兵隊さんが歩いています。
ロボットのように規則正しく歩く兵隊さんの向かった先は、エレベータ。
なんだ?あの人たちは・・・・・
(ねっ、ただ私たちは、あそこにある建物なに?って入って来ただけの人たちでしょ。何も分かっていません)
すべてが、広大で巨大な場所。
外に出て建物を見ていると、なんとも聞いたこと無い音。
強いて言うなら、砲弾の音のイメージ。
あくまでもイメージです、実際に聞いたことはありませんから。
何の音だろう?
”ねぇ、よしおさん、上で何やってるんだろう?上がって見ようよ”
”断る。足が疲れた”
確かに、私の足も疲れました。だけど、あの音の正体がどーしても知りたい。
”後で足揉みしていいから行こうよ――”
台湾でのマッサージは、高いです。
日本より安いかもしれませんが、魅力には感じないお値段設定。
二人はヒィヒィ言いながら、上がりましたよ。後で足揉み足揉みと呟きながら。
あーみんな、ここに居たんだぁ。
巨大な空間に本当に人がまばらで、少し不思議だったんです。
音の正体は、衛兵立てる靴音、銃を床にガツーンと打ち付ける音でした。
ここで演奏会したら、音が響いて良いんじゃない? 音が響いていました。
今、ここでくしゃみしたら、大変な事になりそうだ。
一糸乱れぬ姿勢で3人が歩きます。
あーさっき、エレベータに乗り込んだ人達だぁ。
交代式が終了したら、定位置についた衛兵さんは、人形のように動きません。
それにしても、この蒋介石さんの巨大な事。
しかも、この像、堅いはずなのに、着ている洋服の柔らかさを感じるような繊細さ。
あまりにも大きくて、自分の価値基準を超えると、大笑いしたくなる不思議な感覚。
見上げた天井も繊細な造り。
あーんぐり口を開けたまま。
私の価値基準を大幅に超えた空間でした。
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