”お部屋番号を教えてください。”
”ヌゥ・スーン・シィー”
タイ語で答えてみる。
”ふふふふ、104ですね。他には何を話せる?
DSで勉強したタイ語を話してみる。
本日のオーダーは
タイ風焼きそば、太麺にオイスタースの甘い味。
2回食べたいって程では無い味。
コールドミートは、大好き。
よしおさんの卵料理は、またまた面白い事に。
ターンオーバーで良く焼いてね。レアはダメ。
出てきた途端に、笑いがこみ上げる一品。
なんと、寂しい目玉焼き・・・・・何とか出来なかったのだろうか・・・・?
でも、よしおさんは、満面の笑み。生卵は絶対、お腹壊すと信じてるんだから。
初めての試み、ワッフルをオーダーしてみる。
ワッフルって、実は マネケンのくらいしか食べたことがなった。
パンケーキの固いのか?
よしおさんは、お家では毎日フルーツを食べる。
最近、横浜水信さんの扱うフルーツを購入するようになって、特にフルーツ好きに。
だけど、やっぱり・・・サロジンで食べるフルーツは、あまりおいしくない。
味気ないと言うか・・・・甘さが無い。酸味が無い。
お食事が終盤に差し掛かった頃・・・オーダーを取ってくれたスタッフが、にっこりしてやってきた。
”これでタイ語お勉強してください。”
差し出されてた紙に、綺麗な文字で 英語でタイ語発音が書いてあった。
10までの数字、ご挨拶のいくつかの言葉。
即席のタイ語教室だ!!
女性の話し言葉、男性の話言葉、ついでに、ニューハーフの人の言葉も・・・・
現地の言葉を少し覚える事は、”私は、あなたの国に興味があります。”って意思表示になるのだと思う。
そして、たぶん、ネイティブじゃない人が発音する言葉は、大人なのに子供が話してるみたいに聞こえるか?
馬鹿ぽっく聞こえるのかもしれない・・・どう聞こえるのか分からないけど。
必ず相手が笑顔になる事は間違いが無い。
バンクーバーの空港で、到着して、1本目の煙草を吸っている時、中国人らしき人が、ライターを貸してくれとジェスチャーで
言ってきた。
ライターを貸してあげて、彼が一服した時、”おいしいーー”って中国語で言ってみた。
彼はニヤっと笑って、中国で話してかけてきた。
”ごめんなさい、私中国分からないの。ただ、久しぶりの煙草は美味しいかなぁ?っと思って”
慌てて英語で答えると。
”日本人ですか?”って今度は日本語が帰ってきた。
彼は、日本に長く住んだことがあって、日本語が堪能だった。
プーケットの空港のチェックイン。
グランドスタッフは、タイの人には珍しく不愛想な集団だ。
”足元の広い席リクエストできますか?”
って尋ねると、
”バンコクですべてコントロールされてるから、国際線の座席はこちらでは変更出来ない。”
と、無表情で返事が返ってきた。毎回同じ事言われるけど、毎回聞いてみる私達。
チェックイン作業が終わって、
”元気ですか?”ってタイ語で聞いてみた。彼女は、うんざりした表情で仕事をしていたから。
すると、初めて顔をあげて私の目を見た。
ふっと気づいたように、フワッて笑って
”元気です。”って答えてくれた。
こんな、小さな事だけど、一瞬の笑顔でその時の思い出が変わる。
現地の言葉を話す事で、ちょっとした交流が出来ると、とても嬉しい。