この良さを知らなかった頃、有名どころのスパでマッサージを受けていた。
そして、ビーチの片隅 屋根だけある所で、いつ洗ったか分からないようなタオルの上で寝そべっている外国人を見て、意味も無く眉を潜めてた。
それが、一度知ってしまったら、昔に戻って、自分に注意してやりたくなく。
確かに、初めて寝転んだ時、いきなりビキニのフォックを外された時は飛び起きそうになった。
うつ伏せだから、フォック外されても一本紐がなくなるだけ。仰向けになる前には又留めてくれます。
下もなんかずらされてる気がしますが、オイルが水着に付かないよにタオルを差し込んでいるだけです。
でも、気分は半ケツな感じですが。
サロジンのお隣のエリア 一番奥にある。砂ににょきっと刺さっている高めの木のベッドが5台。
こんな子がお出迎え。
予約も無く、気取りも無く。
水着を着たまま、ふらりっと行って、ごろんっと横になる。
フカフカの枕が厚めのパリッとしたタオルでくるまれている。(気になる人は、ホテルから持参すれば安心できますね)
そこに、顔をうずめる。良い香りがする。
目を閉じると寄せては返す波の音。
潮の満ち引きの様にゆっくりと長いストロークで筋肉が解けて行く。
入れ替わり立ち代わり、お客さんが現れるので、お母さん達の手は指紋を感じないほどしっとりとオイルに包まれている。
毎日受けても、揉み返しにならない力加減。
この人たちは、とにかく回数と人種を経験しているので、とにかく腕が良い。
"Turn up Please"
"Excuse me"
おっと、よだれをタオルに押し付けるようにして、仰向けになる。
あーーー誰かが手を引っ張ってる。
胡坐で座って、肩を揉まれてる!!なんてことだ、もう1時間経ってしまったのか!!
すっかり寝入ってしまった。
毎回こんな感じでスライムみたいにとろーーんとする。
1時間300バーツ~350バーツでオイルマッサージが受けられる。
もちろん、ホテルスパとは違い、高級感とかフォトジェニックなんて物は無い。
お姫様気分なんて、なれません。
清潔かどうかも、定かではありませんのであしからずです。