ねこばすのGarden日誌/終のすみか編

「とかいなか」に移住した、ねこばす・オケイのGarden&菜園の開拓日誌。

藍の生葉染めに挑戦!

2009-09-06 14:16:04 | ガーデニング
このブログにいつも遊びに来てくださる「猫の母」さまから、
今年の春、藍の種を頂いた。

藍とは?そう、藍染の原料に使う植物。

藍は何年か前にも栽培した経験がある。
たしか、がんばって育てて、藍染に挑戦するぞ~!と意気込んでいたのだが、
栽培はうまくいかなかったはずだ。

今回はどうなるだろう・・・
猫の母さまからのアドバイスも受けながら再チャレンジしてみた。



まずは栽培日誌から…




5月9日 プランターに種まき




5月21日 発芽
発芽までに意外と時間かかかった。




6月6日 成長中の藍
発芽後はメキメキと成長。何回か間引きをする。




6月17日 花壇に移植
いよいよプランターでは狭くなったので、
花壇の空いてる場所に(3箇所)地植えとする。
花壇は日当たりが悪いので、少々心配が・・・




8月中旬 成長した花壇の藍


草丈は50cmほどに。
9月ごろには花が咲き始めるらしいので、そろそろ次のプロジェクトに…



藍の生葉染め

いよいよ、藍染に挑戦することにした。
藍染には2種類のやり方があり、本格的な方法は手間も大変そうなので、
私は「生葉染め」という、お手軽な方法に挑戦。

まずは、染めるモノを用意する。
生葉染めは動物性の繊維しか染まらないらしい。
絹とかウールとか・・・
と、言われてもそんなモノがあるわけがなく。



ウール100%の古毛糸。

こう見えても、私は手芸大好き少女?だった。
もちろん、編み物もさんざん編んだ。
その名残で余り毛糸や古毛糸をたくさん持っている。
(赤いケースの中はすべて毛糸)
だけど、染められるような色の毛糸は少ない。
何かをほどいた生成りの毛糸と、
薄茶色い毛糸(たまたま巻いてなかったので…)を染めてみることにした。




次に材料を用意する

●被染めモノ ●バケツ 
●目の細かい洗濯ネット ●ビニール手袋
●ジューサー

洗濯ネットは、砕いた葉を濾すために使うので、濾し布でもよい。
ビニール手袋は、人間の皮膚は動物性なので確実に染まるので防ぐため。
ゴム手袋よりも、ヘアー染め剤などに入っているようなビニール製が使いよい。




藍を下の方25cmくらいを残し上部を刈り取る。
残した株からは、また脇芽が出てくる。



葉っぱだけを使うので、茎からちぎりとり、よく水洗いする。
虫や泥がついている。



洗った藍の葉をジューサーに7分目くらい入れ、ヒタヒタに水を入れる。




約1分、かくはんし、藍ジュースを作る。




ポリバケツに口を広げた洗濯ネットをセットしておき、
藍ジュースを入れる。

バケツの6~7分目くらい溜まったら、洗濯ネットの中の藍のカスをよく揉んで絞る。




毛糸を入れて染める(30分)



軽く絞って空気にさらす(30分)
この時点では、まだ緑色だ。
藍は空気に触れ酸化することで青くなるそうだ。




絞った藍の葉のカス




水にさっとくぐらして、さらに空気にさらす(30分)




本格的に水で洗う




乾かす




乾いたら完成




完成アップ


生成りの毛糸は薄いけど青く染まった。
茶色の毛糸はぱっと見は変わりないようだが、
じ~っと見ると、やはり青く染まっており、
微妙な色合いがいい感じになった。

この毛糸を使って、何か編みたいなあ~。
でも糸の量が少ないし、帽子とか小物系になりそうだ。

残した株から上手く花が咲き、種が採れたら、
来年はシルクのスカーフやブラウスなんかも染められたらいいなあ~。













コメント (7)
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