岐阜の画廊 文錦堂

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割高台ぐい呑 【文錦堂オリジナル作品】(1)

2015-01-08 11:05:29 | 工芸
皆様、おはようございます。

今日の岐阜は、朝から伊吹おろしが吹きつけ、最高気温も予報では8度しか上がらず厳しい寒さとなっています。

そんな寒さを吹っ飛ばすべく、今週末からいよいよ本年度文錦堂企画展第一弾!!となる「酒器展 -2015-」 【 1月10日(土)~ 18日()】を開催致します。

今や、やきもの愛好家にとって最も人気のコレクターズアイテムとなった「酒器」
今展では、独自性を打ち出す為に若手作家に依頼し、「割高台」というテーマのもとに文錦堂オリジナル作品(文錦堂のみで販売)を作成してもらいました。

造形力、バランス力が問われる「割高台」には、先生方も制作にかなり苦労した様です。
しかしながら、各作家の“個性”が詰まった作品群は、今後代表作の一つになるのではないかと予感させるほどの出来栄えを見せてくれました。
「割高台」に対する作家それぞれの解釈があり、見ていてホント楽しいです・・・。



それでは、改めてDM掲載作品をご紹介致します。 先ずは、後列作品から。



   池田 省吾 作 「織部割高台ぐい呑」 H 4.8×D 7.0cm・・・・・(売約済



   山口 真人 作 「鼠志野割高台ぐい呑」 H 5.2×D 6.8cm・・・・・(売約済



   新 学 作 「伊賀割高台鎬ぐい呑」 H 5.6×D 6.8cm・・・・・(売約済



   深見 文紀 作 「漫画織部割高台ぐい呑」 H 5.2×D 7.0cm・・・・・(売約済

【割高台(わりこうだい)】

筆洗あるいは祭器からの転用とも云われ、その特徴は高台の内側を削り込まず、十文字や数か所の切り込みを入れることで分割した形状の高台。
切高台とも云い、高麗茶碗ではこの種の高台を持つ茶碗の種別名称として使われています。 萩焼・唐津焼・薩摩焼にも見られます。




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謹賀新年!! 

2015-01-07 19:46:20 | 工芸
皆様、明けましておめでとうございます。

旧年中は、格別の御取立に預り誠に有難うございました。
本年も相変りませず御愛顧のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。

さて、今週末からいよいよ本年度文錦堂企画展第一弾!!となる「酒器展 -2015-」 【 1月10日(土)~ 18日()】を開催致します。
「酒器展」は2年ぶりということで、例年以上に “気合” が入った展示内容となっています!
皆様、今週末はお揃いでご高覧賜りますよう御案内申し上げます。

開催に先立ち、DM掲載作品を御紹介したいと思います。 先ずは、三浦 小平二 先生 (1933-2006) の逸品から。




    三浦 小平二 作 「青磁豆彩曼荼羅文ぐい呑」 H 5.4×D 6.2cm

昭和40年代に本格的に青磁に取り組み、素材を磁土ではなく、地元 新潟県の無名異焼の土を用いた、青磁の人間国宝 三浦 小平二 先生。
当初は、轆轤で土をごく薄く挽きあげ、そこにたっぷりと釉薬を施し、適度に貫入を生じさせる青磁を手掛けていましたが、その後、シルクロードやアフリカなどの旅行で書きとめたスケッチをもとに、絵心と遊び心発揮した装飾的要素を持つ青磁作品を発表するようになられました。
この作品も、そうした小平二先生のトレードマークでもあるシルクロードの少女が合掌をする絵が描かれ、空の様に澄んだ青磁の青さと絶妙に調和して夢幻的な雰囲気を醸し出しています・・・。


「交流会」開催のお知らせ

この度、文錦堂オリジナル作品発表に伴い、制作して頂きました作家を交えての交流会を企画致しました。
ご自慢の器をお持ち頂き、岐阜の美味しい地酒を酌み交わしながら皆様と共に新年を祝い、楽しい一時を過ごせたらと思います。
参加をご希望の方は、文錦堂までお気軽にお問い合わせください。

日時: 2015 年  1月 10日(土) 19:00-21:00 (受付開始 18:30~)
会場: mirai  (岐阜市美殿町17 まちでつくるビル1F TEL 058-214-2535)
会費 : 5,000円/岐阜の地酒呑み放題付
※ご自慢の酒器をご持参下さい。

当日は、平服でお気軽にご参加下さいますようお願い致します。



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