りんごちゃん 速達で~す!

亡き愛犬「りんご」の生まれ変わり?
エンジンルームから救出された三毛猫
「あずき」の成長記録です♪

犬の値段!

2011年11月24日 | りんごの思い出
今はいない近所のおじいちゃんはりんごの大ファンだったの、りんごを見るたびいつもこんな事を言っていました。

                「立派な犬やな~高かったやろ?」

立派な犬・・・・当時のりんごは痩せて尻尾も貧相な、いかにもみすぼらしいわんこ・・・(でも有り難いお言葉)

高い・・・ん?「高い」って????お値段の事を聞いているのかな?・・・(捨て犬のりんごはタダなんですけど~)

おじいちゃんに何度説明してもやっぱり会うたびに  「立派な犬や!高かったやろ?」って 

私はペットショップで犬を買うつもりはないんです。命を売り買いする事に疑問と抵抗があるからです!(個人的見解です)

実はご近所に【柴犬のブリーダー】をしているお宅がありました。嫁いできた当時なのでずいぶん昔の話なんですが・・・

犬好きの私です、 「こんな近くに大好きな柴犬がたくさんいるやん。めっちゃ嬉しいわ~」   でもなんだか様子がおかしくて。

お義母さんに聞いたら  「あ~あの家・・・よくわからんけど子犬を売ってるらしいわ」   「エ~~~!売る~~~!!」

20年近く前、ブリーダーという仕事があるなんて知らなかった私。ブリーダーという言葉を知らなかったお義母さんです。

そこのおじさんも高齢になり、いつの間にかたくさんいた柴犬は最後に生まれた子犬を残してみんな居なくなりました  どこに行ったのか私にはわかりません

最後の柴犬 「夢ちゃん」 は朝夕、排泄のみのお散歩でかわいそうでした  日に何度も散歩に行くりんごを羨ましそうに見てた夢ちゃん 

            本当のお散歩の楽しみを知らないまま亡くなった夢ちゃんです・・・ 

でもね、夢ちゃんは何度か脱走してグラウンドを自由に駆け回ってたんですよ  そんな夢ちゃんをなんとか捕まえて無事にお宅に届けた事もあるの。

あんなに楽しそうに、嬉しそうに走ってる夢ちゃんを見てたら、このままおじさんの所に返さず自由な子にしてあげたい!とも・・・

ダメダメ  私が一時の感情でそんな事をしたら夢ちゃんは「野良犬」になってしまう。

                           夢ちゃんは自由な野良犬か、狭いケージかどっちが良かったの? 

                        
                         「夢ちゃん、そっちではどうしているの?お母さん気にしてるの・・」
                         「いい事教えてあげる。夢ちゃんは犬の国で毎日嬉しそうに駆け回ってるよ。」
                          「本当?良かった~安心したわ」
                         「あっ、そうだ。夢ちゃんが 【あの時、ノラにならなくて良かった、ありがとう】って良くわかんないけど、ちゃんと伝えたからね」

 夢ちゃんが元気に走っている姿を本当に見せたかったのは、私ではなくおじさんだったんでしょうね。
夢ちゃんが亡くなった後、おじさんはお酒を飲むと泣いてたそうです。
それを聞いたのは、夢ちゃんの後を追うようにして亡くなったおじさんの葬儀が終わった数日後です。
挨拶に訪れたおばさんがそんな事を言ってました。

「おじさん、ごめん!おばさんからその話し聞いてなかったら、私はおじさんの事きっと大嫌いなままだった・・・」

全国には犬の幸せな未来を考えた、立派なブリーダーさんが大勢いらっしゃいます。
この記事を読み、おかしな誤解が生まれない事を願っています・・・
                                          

                     
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