炭化ケイ素(SiC)や窒化ガリウム(GaN)など省エネ効果が高い次世代の半導体で、垂直統合モデルを目指す企業が現れはじめた。
素子メーカーのロームは、SiCで基板からモジュールまでを自社で供給できる体制を整える。
窒化ガリウム基板大手の住友電気工業は、昨秋にルネサスエレクトロニクスから半導体製造設備を取得した。成長市場の主導権を握るための動きが活発になってきた。
●電力損失5割 . . . 本文を読む
太陽誘電は、携帯電話などに使う高周波デバイスの生産能力を2011年度に前年度比で4割増やす。
電波から必要な信号を取り出す表面弾性波(SAW)フィルターなどで、スマートフォン向けに需要が急拡大していることに対応。既存の国内工場などに製造ラインを増設する。
同事業は09年度に買収したもので、好況を背景に主力事業の1つに育てる。
●増収増益目指す
増産するのは、高周波の電波に対 . . . 本文を読む