ポエトリー・デザイン

インハウスデザイナーが思う、日々の機微。

みうらじゅん、つっこみ如来 懐中電灯。

2009年05月11日 | blog

帰ってくると妻が笑いをこらえて「机のうえを…みて」という。






いつか究極にばかなものを買う機会があったら絶対欲しいとおもっていた、つっこみ如来が!

送ってくれたokapeeちゃん、ありがとう!
これがUFOキャッチャーの景品だなんて!
さっそく、寝ているムスメの爪を切るのに点灯しました。


「変なことは誰だってできるけど、
 変なことで食うことは意外と難しいよ」



Apple、MacBook(2006)。

2009年05月10日 | blog

仕事では、パソコンをずーっと使っていますが、特に詳しくはないのです。

詳しくないんですが、必要に迫られて、
かれこれ買って3年になるMacBookのHDDを交換して、メモリを増設しました。
特に詳しくないので、どきどきです。
それでもBTOで100GBにしていたHDDを、320GBに。
ケチって1GBだったメモリを、このMacBookで使える最大の2GBに。

月並みですが、快適。
同時動作でも余裕があるし、虹色のドラドラが、出にくくなりました。
そして、HDDに余裕があると、気持ちにも余裕ができるのがいいですねー。

もともと家では仕事も作業もしないので、
MailとSafariとiTunesとiPhotoしか使いません。
それは今でも変わりませんが、iPhotoはどんどん(ムスメの)写真が増えてゆくし、
iTunesのライブラリもどんどん増えて、
iPhoneを同期させる母艦としても、Macは大事になってきました。

デジカメ写真、音楽とビデオ、そしてiPhone。
Macを使う意味合いが、ずいぶん変わってきたもんです。
ますます手放せんなぁ。アップルの思うツボだ。そのツボ、大好きだけど。

以前、外付けに避難させていた古いiPhotoのライブラリを結合。
ここ一年半くらいの写真は消失してしまいましたが、
はじめてのデジカメを買った、1999年のアメリカ出張の写真が出てきました。

クリスティーナ・リッチーが好きだったんですよ。
CMに出てきたので、思わず。


リモコンキー。

2009年05月07日 | blog
すっかり気に入って、返すのがおっくうなカングーですが、
一昔前のガイシャっぽい、洗練されていないところもあります。

これ、リモコンキーですが、キーホルダーの赤いボタンでロック/アンロックします。

でもキー本体にも、ロック/アンロックボタンもありますね?
なんでしょう?
キー本体のボタンは効きません。

じゃあキーはふつうの金属キーでいいような気もしますが?
おそらく、イモビライザー(盗難防止装置)の暗号チップが入っているんだとおもいます。

じゃあなんで、キーのロックボタンが効かないのか?
なんか事情があるんでしょうねぇ。

そーゆーことを気にしない広い心が必要です。
もちろん、気にしませんよ。わっはっは。

GW。

2009年05月07日 | blog
いいGWでした。

ムスメといっぱいあそべました。
育児はふたり以上でするのがいいですね。

休みながら、デザインのことを考えていました。

このブログのもともとのモチベーションというのは、今の日本のプロダクトデザイン、メーカーのプロダクトデザインに対する、怒りのようなものでした。

なんでまともなデザインがないんだ!
なんでデザイン家電をみんな買わないんだ!
買わなきゃそういうデザインが増えないぞ!
商売にならなきゃ、そういうデザインができないぞ!

…。

ここ数年で、すごく変わってきたとおもいます。
端的に言うと、あまり腹が立たなくなってきた。

全体的にカデンなどのデザインがよくなってきた、ということはあるとおもいます。
これはー、いろいろ要因があるとおもいますが、消費者がどうのというまえに、サムスンの影響だとおもっています。サムスンが、「AXIS的な」「デザインらしいデザイン」でGマークを取りまくり、大手家電メーカーも「こりゃやばい」と思ったんじゃないでしょうか。「いいデザインができないのではなく、やらせてもらえないだけなんだ」、というのは何度か書いたことがありますが、やらせてもらえるようになってきているんでしょう。そういう想いを抱えてきた世代…私のような…が管理職になってきて、デザイン承認者の価値観が変わってきたこともあるでしょうし。

いまカデンを買いにいって、そんなに絶望的な気分になることはありません。「まぁ、こんなもんでいいんじゃないの」と思えるようになってきた。カデンに感動はいらないんです。ただ生活のなかに、違和感なく心地よく使いやすく、そっとあればいい。店頭効果なんか、どうでもいい。

いまでもデザイン家電はありますが、そんなに魅力的でもなくなっているとおもいます。私個人は、「カデンのデザインが美しいからといって、そこにそんなに豊かさはない」と考えるようになってきました。デザイン家電、デザイングッズへのこだわりは、「一人暮らしのモノ好き」の感覚であったのかもしれない。ムスメが産まれて、家族とともに生きてゆくことのすごさを知ってしまうと、そんなことにつきあっているひまはない、と感じるようになりました。デザインだけのために不当に高いとか、使いにくいようでは、もう買いません。適正な価格で、必要にして十分な機能があり、使いやすく、カデンとしての立場をわきまえた佇まいであれば、それでいい。

じつは、引っ越しにあたって、デザイン家電やらデザイングッズやらも、けっこう処分してしまいました。±0の加湿器は残っていますけど、無印良品の加湿器のほうが出番は多かった。
最近買ったカデンはこれとかこれですが、どっちもデザイン家電ではない。でもまぁ、いいかと思っています。

モノがほんらいあるべき姿にふたたび収まろうとしているのは、いいことなんだとおもいます。
そして、

それはそれとして、やっぱり感動をくれるモノは必要ですよ!
わくわくするモノ、カモン!
理屈なんかぶっとばせ!

ベビー用品。

2009年05月05日 | blog
我が家のベビー用品はじゃんじゃか増えていて、だからベビー用品のいろいろを書いてゆこうとおもっていたのだけれど、あんましその気になれないので書いていません。
なんでか。
いくらネットにいろいろ書かれていても、世間の評判が良くても悪くても、ベビー本人が気に入るかどうかは別だから。ベビー用品、こんなにギャンブル性が高いものだとはおもわなかった。

親とベビー、お互いが気に入れば、すばらしくラクで使いやすいものになるけれど、どちらかがだめだったら、もうだめ。しかも使用期間が短い。でもその短い間がつらい。まじでつらい。だから、いちかばちかで買ってしまう。(短い、といっても基本的に24時間態勢だから、「時間」は倍がけくらいで見ておいたほうがいい、というのも、やってみてわかったことですが)

写真はベビー・ビョルンのバウンサーです。だいぶ慣れてきましたが、数分ガマンできれば、いいほうです。すぐにブーちゃんになって、抜け出そうともがきます。寝るとか絶対ないない。

ベビー・ビョルン、だっこひもとこのバウンサーくらいしか作っていない、専業メーカーです。だっこひものほうはすこぶる相性がいいんですが(超助かる)、バウンサーはなぜかだめ。わからんなぁ。

Sassy、Bumble Bites。

2009年05月04日 | blog

ムスメの前歯が生えてきまして。
下の二本。下から生えるのね。
歯が生えてくると、噛まれると痛いのなんの。

歯が生えてくるときは「歯ぐき」がむずむずするらしくてですね、「歯がため」といわれる「噛む、おもちゃ」を与えるのです。これはたまたま店頭にあったものを深く考えずに与えてみたんですが、よくできてます。

この羽根?羽根なの?羽根の部分が、こどもの手で持つのにぴったりで、そしてこの羽根?の部分が、カジカジするのにぴったりなんです。青い透明の部分にはジェル的なものが入っていて、冷蔵庫で冷やしてあげるとカジカジするとききもちいいらしいです。一回くらいしかやってないな、それは。

赤ちゃんは本当に、手当り次第に口に入れますね。「赤ちゃんの口に入れないでください」という注意書きをよく見ますけど、ほんとうになんでもなめるし何でもカジるので、油断なりません。歯が生えてくると、かじったときに塗料とかもハガれてきますからねぇ。

あの、Dr.スランプって漫画がありましたけど、あれに「ガッちゃん」って出てくるじゃないですか。なんでもかじっちゃう宇宙人の赤ちゃん。あれ、あのころ鳥山明に子供ができたんじゃないかとおもうんですよ。なんでもかんでもカジカジしちゃうガッちゃんは、まさに生後半年くらいの赤ちゃん。なんでもかじる子供を見て、「ガッちゃん」て呼んでいたんじゃないかな。

それでこのサッシーですが、よくできてるんですけど、ほんとうにこんな色の虫がいたら間違いなく毒虫ですよね。それも猛毒。

我が家では、「どくむし」と呼ばれてます。

用例:「はーい、どくむしどくむし、カジカジしようねー」

夫婦でホン。

2009年05月03日 | blog

なんだかんだで、妻もiPhoneにしました。
(ドコモと2台持ちですけど)

触りながら、「すごいなー」と感動されると、こっちもうれしい。
私が作ったんじゃないけど。

日々、連絡をとりあう一番の相手がiPhoneというのはいいですね!
ああ、ついにSMSをする相手が!

妻はさっそく「ぐるぐるどかーん」のビデオで娘をおとなしくさせたり、
ガラガラアプリであやしたり。21世紀ママです。
妻も長年のMacユーザーなので、すぐになじんでいます。

今のケータイの不満が、「カメラの画質が悪い」「操作をするのにいちいち階層が深い」
ということだったので、それはどちらも解決したようです。よかった。

「さら」のiPhoneは、カメラの起動が速い!ということを発見しました。
写真を大量に保存しているのが悪いのかな?

ついでに私も契約を変更して、新規とおなじ、安いプランにしました。
旧ユーザーには何の告知も案内もないようですが?フツーに契約変更できます。

不愉快な「二年縛り」があり、指定外の時期に機種変・解約すると違約金が発生します。
このへんのしくみはわかりにくいので、あんまり気にしないことにしています。
違約金(一万円くらい)=月々の値引き(1500円くらい)×6ヶ月なので、
あと半年以上使うのであれば違約金を払うことになっても元が取れますよ、
って言うんですが…そうなの?合ってる?ダマされてない?もう考えるのも面倒臭いわい。

ソフトバンクのなんだかんだは置いといて、なによりこのたのしさを共有できるのがうれしい。
やっぱり、相手あってのコミュニケーションツールだなぁ。


タカシマヤ。

2009年05月02日 | blog
きょうは近場で。玉川高島屋。
H&Mのおかげで恐々としている業種もあるだろうけど、ここはまさに対極。こういうお店はなくならないし、歳を重ねるとその真っ当なサービスが身にしみる。じじばばの店というイメージがあるけれど、微力ながら次の世代の顧客として、引き継いでゆきたいとおもう。

まずは食事をしたのだけれど、お店が赤ちゃん連れに慣れていて、自然なサービスをしてくれるので、すごくうれしい。子供が産まれて痛感したのは、子供が産まれてからのいろいろは、子供がいないと絶対わからない、ということ。その「わかる」と「わからない」の間には、絶望的に深い溝がある。子供が小さいうちはあまり出歩けないので、目にする機会がすくないだけだとおもうけれど、それって悪循環だ。そして、お店がそういうことに「慣れて」いることの素晴らしさは、いろいろやりくりしてがんばって、やっと外食のテーブルに辿り着いたときに、実に身にしみる。まだまだ外出は不慣れなので、ほんとうにありがたい。久々にまともな外食。

そして、ひさしぶりにシャツを作る。以前カジュアルな素材でつくったシャツを普段着にも重宝していたので、襟とカフスをソフト芯で作ってもらうことにする。過去のデータも残っているので、データじゃないな「伝票」だ。紙の。伝票も残ってるし、いいかげん慣れたので、オーダーもスムース。

カングーですが、やっぱり便利なのはスライドドアです。スライドドア最高。もう世界中のクルマがスライドドアになってしまえばいいのに!マンションの駐車場もそうだし、こういうお店の駐車場も、いや、あらゆる[P]で、ドアを野方図にばばーんと開けられる場所なんてありますか?すくなくとも今のわたしの生活圏には、ない。言い切っちゃうけど。窓が開かなくなるとか、開閉が重いとか、傾斜地では使いにくいとか、いろいろデメリットはあるけれど、スライドドア、もっと普及せんかな。ゼウスターンとスライドドアの組み合わせで、子供の乗せ下しがほんとうにラク。ラブ・スライドドア。

H&M。

2009年05月01日 | blog
きょうもカングーでお出かけ。妻のリクエストで、原宿のH&Mへ!





軽く渋滞しつつも、わりとすんなり到着。カングーをさっさと表参道ヒルズの駐車場(でかい)に入れ、神宮前の交差点に向かう。駅のほうから、何やら人の流れが?警備員に誘導された、ものすごい数のギャルのムレが、歩道をずんずん流れてゆく。うわあ、なんだ、これ!?そう、「FOREVER21」へ向かう隊列でした。ひえー。

FOREVER21のおかげで、H&Mはすいている…かと思いきや、けっこうな人なので、ベビーカーは諦め、ビョルン(だっこひも)にスイッチ。ビョルンは特殊部隊のようなハーネスで、装着するとヤル気が出る。ムスメと荷物を引き受けて、「ここは俺にまかせて、行け!」と、かっこよく妻を送り出す。わたしは会社で都心に出ているけれど、妻はなかなか街に出られませんからね。

H&M、たのしい。たしかに、ハヤリものの服は何シーズンも着られないし、色とカタチがかわいくて、ワンシーズンでだめになるけどとにかく安い。というのは正しいのかも。その何倍も高い服でも、着られなくなるのは同じだし。落ち着いた、品質のいい、長く着る服は、それはそれであって、こういう服もある。

色とか柄がすごくきれいなのと、重ね着や組み合わせの幅が広く感じられるデザインが印象的でした。組み合わせで何枚も買っちゃって、でも安い、みたいなうれしさは、相当なもんだとおもう。

GAPでベビー服を攻めたり、おもつを替えたり。裏原のカフェで腹ごしらえして、おむつを替えたり。表参道ヒルズをぐるぐる。表参道ヒルズ、相変わらずテナントはピンと来ないけど、全館スロープになっているので、ベビーカーでぐるぐるできるのはよかった。北欧デザイングッズの店に引きこまれ、ネダンの高さに引き上げる。

すっかり慣れたカングーで、軽快に帰宅。低速トルクがあるので、街中ではチカラが余って、なかなかアクセル踏み込めない。もっとバイーン!と回したいのに!ハンドリングは軽快で、変なオツリがなくて、やっぱりたのしい。

おしゃれタウンから帰りながら、カングーのおしゃれ具合についてかんがえる。カングーはおしゃれなのか。おしゃれであるような気がする。なぜなら、小粋なフランスの小型車だから。あほか。その考えはおかしい、元はただの商用車だろう。隣の芝生が青いだけだ。でも、おしゃれっていうのは結局、自分にないもの、隣の芝生を自分のものにする、ということでもあるのかもしれない。ガイジンからみたらアニメとマンガはcoolか。畳はZENなのか。和食はHelthyだ。日本だって、日本のミニバンだって、家族や趣味に、海に野山に、生活の豊かさをイメージしているはずだ。でも、買って自分にモノにすることを想像すると、そんなに豊かな感じがしないのは、自分が日本人だからか。カングーから、生活の潤いとか粋みたいなものを感じてしまうのはなぜか。小粋なフランスの小型車だから。あほか。ばかばかしいけど、他に理由が見当たらない。ものすごく浅いけれど、ものすごく根深い刷り込みだ。そして、バイアスがかかっているかどうかは知らないが、運転しても楽しい。やれやれ。