ポエトリー・デザイン

インハウスデザイナーが思う、日々の機微。

今日のダーリン。

2009年05月21日 | blog
今日のダーリン引用。

・いろんな人のところに赤ちゃんが生まれたときに、
 ぼくが、ほぼ必ず言うことがあります。
 言い訳をしておきますが、ぼくは毒舌家ではありません。
 過激な本音主義でもないんです。
 けんかを売ってるつもりもまったくないのに、言います。

 「まだ、あんまりかわいくないんだよ。
  これから、もう、加速度的にかわいくなるから」

 言われて、かちんとくる人もいるのはわかってます。
 だから、いちおう我慢して聞いてくれる人にだけ、
 言うことにしています。

 これは、ぼく自身の経験からきているのですが、
 生まれたての赤ん坊って、
 まれにかわいいこともあるのですが、
 ほとんどが妙な、しわっぽいおさるみたいな顔です。
 でも、「これはかわいいんだ」と思おうとする力が、
 脳内に働くんでしょうね。
 「か‥‥かわ、かわ、かわいいな」と思うんです。
 「いわゆるかわいい」とは違った、別のかわいさが、
 そこに発見されるんですよね。
 それはそれで、ほんとに感じていることなのでしょうが、
 ほんのちょっぴり、無理が混じります。
 「かわいくないはずはない」と思う気持ちがありますし。

 でもね、ひと月、いや数週間、数日でもいいや、
 時間が経つとね、一切無理なく、掛け値なしに、
 他所の人が見ても「かわいい」になるんです。
 どんどんどんどん、かわいさが加点されていくんです。
 最初の、生まれた日のかわいさを2点とすれば、
 日々、倍々に増えていくんだなぁ。
 んで、240点くらいになったときに、
 2点だったときのかわいさを思い出したら、
 ぼくの言ったことに、「ほんまや!」と気づくわけです。

 これさ、赤ん坊のかわいさばかりじゃなく、
 なんでも、ほんとは、こういうものになるといいですね。
 どんどん倍々に好きになるとか、上手になるとかね。

 もうじき「ほぼ日」も11周年です。
 今日も、来てくれてありがとう。ごゆっくりねー。



いやぁ、これは、わかる。

正確に言うと、産まれてすぐから「かわいい!」とおもっていましたよ。
なんだ、みんな「最初はさるみたいで可愛くないよ」なんて言うけど、かわいいじゃん。と。

でも、

「このかわいさが、ナゼ写真に写らないんだろう?!」

とは思ってました。

そして、産まれて三ヶ月くらいまでの写真を見返してみると、
たしかに、今のほうがかわいい。
そしてぐんぐんかわいくなる。すげーなー。