ポエトリー・デザイン

インハウスデザイナーが思う、日々の機微。

SWITCH。

2007年05月03日 | blog
照明器具で、大切なこと。
ぜったいに外せない、みるべきポイント。

それはスイッチ

照明器具に「使用感」と呼べるものがあるとして、
その8割以上が、「スイッチ」の使用感である。
<あるデザイナーの言葉>(俺)

暗くなったら、スイッチを入れます。
眠るときは、スイッチを切ります。

それは日々確実に行なわれる、唯一のモノとの対話であり、
インターフェイスであるところの、「スイッチ」。
すべてはそこからはじまり、そこで終わるのです。

プラスマイナスゼロのお皿つきライトは、
トグルスイッチの、「かっしょん」という使用感が、秀逸です。
とっても心地いい。

SWITCH。

2007年05月03日 | blog

無印良品のフロアライトは、基本に忠実な「ひもスイッチ」。
これもまた、ヒトのDNAに根差した(うそ)使用感です。

無印の、ほかの照明器具をいくつか持ってるんですが、
床に落ちてるスイッチを探して、手探りで回してスイッチを切るのは、
いつも「イイイイ」となるのです。
そしてけっきょく、使わなくなってしまう。

…ま、そこまでおおげさに言うこともないですが、
照明におけるスイッチの使用感って、つい忘れがちじゃないですか。
ついてりゃいいや、的な。

でもねぇ、大事ですよ。スイッチ
光源に近い位置にある、
軽く、確実な動作のスイッチによって、
ON/OFFすること。

どんなにすばらしくかっこよくても、
どんな有名デザイナーの照明でも、
スイッチに配慮のないものは、
いささか配慮が足りないとおもうのです。


ま、改造すればいいんですけどね。足踏みスイッチとかに。