ポエトリー・デザイン

インハウスデザイナーが思う、日々の機微。

無印良品、サラダ・スピンナー

2006年10月26日 | blog


やっぱりサラダはしゃっきり水気を切りたいんで、
サラダ・スピンナーが気になる。
というひとは、けっこういるとおもいます。
さいきん、D&DEPATMENTでも取り扱いをはじめたことでも、
世間の注目度?が、伺い知れます。

でも、以下のふたつの理由で、購入を躊躇していました。

1)意外とでかい
2)意外と高い

シンプルです。
たいていボウル状のカタチなので、仕舞うのにかさばる。
たいして複雑な構造でもないのに、なんか高い。

さんざん迷って、なかなか買えずにいたんですが、
ついに我らが無印良品から、登場。
タテ長のややコンパクトな形状で、なんと1000円!
ついにおもいきって、購入してみました。

さっそくレタスと、水菜を水切り。

ぶぅぅぅぅん!と数秒まわすだけで、うん、かなりしゃっきり切れてます。
容器の中で水滴が、びぃぃぃぃぃっ! と飛ぶのが心地いい。

以前は、ざるにボウルをかぶせて流しで振ったり、
ペーパータオルを一緒に入れてもんだりしていましたが、
すばらしくラクチンです。うん。

さて、ここまではいいんですが、後始末が面倒。

容器と、ざる部分を、べつべつに洗います。
けっこうカサがあるので、流しで邪魔。

回転機構の入ったフタ部分は、どうやら分解できないようです。
なんとなく流水でごまかします。

大物アイテム3点を洗わなきゃならないのは、ややマイナス。
場所もとります。
フタは、自然乾燥を待たねばなりません。

そして、ややコンパクトとはいえ、かさばるもんはかさばる。

出しておいても絵になるデザインならよかった。
いや、むしろそうあるべきだとおもいます。

この商品は、さいきんの無印良品にしては珍しく、
「ありもの」を買ってきたような気がします。
デザインはシンプルですが、ハンドル上部とか、
あまり処理が洗練されていない。
深沢直人とか、有名デザイナーの手によるものではないとおもいます。
たぶん。

「これ」が、というんじゃないですが、
サラダ・スピンナーというモノそのものが、
やはり買ってみたらちょっと微妙だった。というかんじ。

そういう意味では、安くてヨカッタ。

とりえずしばらく、使ってみます。