ポエトリー・デザイン

インハウスデザイナーが思う、日々の機微。

SONY、RM-P78U。

2006年10月03日 | blog

「リモコンはどっかに行ってしまう」
という前提のもとに、デザインされてますね。

ダルマとか「起き上がり小法師」ってのは、
日本文化ですかね。

ぴょこんと立って、ゆらゆらしていれば、
迷子にならない、と。

「リモコンはどっかに行ってしまう」。
たしかにひとつの真理といえます。

たしか、初期のモデルは、電池がそのまま
「重し」の働きをしていたとおもいます。
これは、電池はボタン電池で、
重りが内蔵されています。

ただまぁ、わたしの場合、性格的に?
部屋の中でリモコンをなくさないんですよね。

けっきょく、専用のキーが使いたくなったり、
こういう汎用のリモコンというのはいくつか買いましたが、
けっきょく使わなくなりますねぇ。

でもまぁ、ある時代のソニーらしい。
といえば実にソニーらしい。
愛すべきプロダクトです。