現実と夢!!

今日は曇り

東京ガールズコレクション TGC

2009-10-25 18:07:54 | Weblog
TGCは先月第9回目の開催が行われ約2万人を集めた。
来年はさらに2倍の集客を行うようだ。
これだけの注目度とチケット完売という点に自信を感じているのだろう。

TVでも放送されたようだし、各メディアでも今や大きな存在感を集めている。

TGCはご存じの人も多いが、いわばファッションショーとは少し
色合いが異なる。

まず大きな特徴の一つは、その場で携帯経由でモデルが身につけている物を
即座に購入できるとうことだ。
なんと前回は5900万も売り上げたそうだ。

F1層はファッションに投資する金額が、年々増加しているというから
彼女たちのファッションにかける情熱は一味違うのだろう。
女性の人にはいうまでもないのだろうが、有名どころのファッション誌では
今や昔のようにただモデルの着こなしを見るから、読者が参加するページもある。
このページは意外に人気だそうだ。
ファッション業界も時代に合わせ色々手を替え品をかえ、ファッションを刺激しているのだろうが
根底にあるF1層のファッションに対する熱意は冷めることを知らない。


このF1層をいとも簡単に集めてくるTGCは他業界から注目を浴びていることを
知らない人は実は多いのではないだろうか。

このF1層のいまの変化として、なかなかTVなども見なくなったようで
広告効果が薄くなってしまったと頭を抱えている業界も多い。

そこで白羽の矢がたったのが、TGCというわけだ。
ここではやたらとテンションがあがったF1層が2万人もいるので
絶好の自社商品のPR場と化す。

たとえは、コンビニやユニクロ、スーツの青山等がTGCと共同で商品開発をして
TGC会場で販売している。
さらに販売不振にあえぐ伊勢丹も従来とは違う訴求効果に大きく着目しており
新作をショー中に披露した。
一つ驚いたのは前回はトヨタまでがTGCとコラボレーションを組んだことだ。
評判さえよければ、必要以上の広告宣伝費はかからない。
なぜなら今のF1層は、口コミという最大のルートで情報を横展開してくれるからだ。


例えばSMAPのコンサートで同じような戦略はあまり意味をなさない可能性がある。
TGCではショー中に、よし商品を買ってやろう、またはさっきのカバン検索してみよう
というまれにみる、買おうという精神状態にしているから効をそうしている可能性が高い。


ただ冷静にTGCを見てみると、TGCはそんなに発想がぶっとんでいるような斬新なものではない。
しかしこのモデルは大きなヒットを生んでいる。
多少のアレンジと新しい何かを組み合わせて、大々的な仕組み存在感を作り出した。


TGCの取り組みは、
新しいことを創造する際に大いに参考になるのではないだろうか。