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ツルボ・2~果実

 南大沢八幡神社の階段脇に生育する「ツルボ(蔓穂)」。キジカクシ科(←ユリ科)ツルボ属の多年草で、夏にピンク色の可愛い花を咲かせ、秋に果実が熟す。「サンダイガサ(参内傘)」とも呼ばれる特徴ある花の形は一度見たら忘れないが、その後の様子も観察しておこう。果実は蒴果で熟すと上部が開き、中から直径2ミリほどの黒い種子がこぼれ落ちる
 さて私事だが、今日、大腸ポリープの切除手術を受けてきた。今年2月に大腸内視鏡検査で、5ミリほどのポリープが見つかったのだが、運悪く、検査予約をした後に、検査の数日後の出張予定が入ってしまって、検査時には切除を見送ったもの。ポリープ切除後は、もしもの出血などに備えて、出張や旅行はしてはいけないことになっている。今回はスケジュールをしっかり確認して予約した。検査予約は混んでいて2ヶ月以上前でないと取れないが、もし予約後に出張予定が入るとまた延期になってしまうところだった。明日から普通に仕事にも行けるが、1週間はいろいろ食事制限がありもちろんアルコールは厳禁で、運動もダメ。かなりつらい1週間ではある。ちなみに生体検査結果は数日後だが、検査医の見立てでは、全く心配の無い “良性” であるとのこと。
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コメナモミ・2~松木日向緑地

 南大沢八幡神社裏手の松木日向緑地に生育する「コメナモミ(雌菜揉)」。キク科メナモミ属の一年草で花期は9~10月。頭花の周りに3裂した舌状花が付く。総苞片には多数の腺体が密生していて何とも不思議な姿に見える。この場所では、以前、イノシシの目撃情報があり捕獲用の頑丈な檻まで仕掛けられているが、まだ捕まった様子は無い。
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メナモミ・2~毛

 長池公園で見られる「メナモミ(雌菜揉)」。花の様子はコメナモミにそっくりだが、茎に毛が密生しているので区別できる。メナモミは、以前、小山内裏公園の遊歩道脇で見たことがあったが、その後、姿が見えなくなっていた。長池公園でも7年前に見たことがあったが、その後しばらく見ていなかった。2年前に長池畔で再会し、今はきちんと保護されているようだ。果実はひっつき虫になり邪魔な雑草の部類ではあるが、毎年、その生存を確認しておきたい花でもある。
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マヤラン・5~果実

 地元の方の情報で知った「マヤラン(摩耶蘭)」の群生。残念ながら花はとっくに終わっていたが、花後の果実を見ることができた。ラン科シュンラン属の菌従属栄養植物(腐生植物)で、この界隈では何ヶ所かの公園や緑地に生育している。しかしこれほどの群生は初めてでちょっと驚き。よほど住み心地が良いのだろう。果実は熟すと種子を飛ばすが、できれば種子の様子も観察してみよう。
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ナギナタコウジュ・2~一年草

 シソ科ナギナタコウジュ属の「ナギナタコウジュ(薙刀香じゅ※)」。これは植物観察を始めてから比較的早い時期に覚えた花で、個人的には思い入れが強く、毎年見ておきたい花のひとつ。しかし一年草のため、毎年同じ場所に株が残っていることはなく、前年の種が上手く発芽しないと姿が見られなくなってしまう。今までに小山内裏公園、鑓水公園などでも見たことがあったが、今はそこには姿が無い。写真は長池公園自然館前のものだが、同じ長池公園の里山地区で以前見られたものは、今は無い。
※ “じゅ” の漢字は、草かんむりに需。
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