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散歩道・39~アカボシゴマダラ

 別所やまざくら公園で見つけた蝶。時々見掛けていた種類だが、名前がわからない。こういう模様は、みんなアゲハチョウの仲間だと思っているので、それを頼りにネットで調べてみたが同じ模様の蝶がヒットしない。そこですべての蝶を再検索して見つけたのが「アカボシゴマダラ(赤星胡麻斑)」。タテハチョウの一種で、ベトナム北部から台湾、中国、朝鮮半島にまで分布し、日本では奄美諸島に分布しているとのこと。しかし20年前に突如として埼玉県に出現し、その後関東地方南部に拡がってきているらしい。これは本来の分布域からかなり離れていることから、昆虫マニアによる人為的な放蝶の可能性が高いと言われているようだ。要注意外来生物に指定されてしまったが、アカボシゴマダラには罪はない。
 さて蝶を調べていて単純に疑問に感じたのだが、 “揚羽” と “立羽” はどう違うのだろう。昆虫素人には全くわからない。
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ヒオウギ・1~花

 長池公園の花壇に咲いていた「ヒオウギ(檜扇)」。アヤメ科ヒオウギ属の多年草で、午前中に開花し午後には萎んでしまう一日花。 “扇” の名前はこの鮮やかな花の様子からではなく、剣状の葉が扇を広げたような形に見えることから名付けられており、 “檜” の字があるのは、そもそも扇は、古代は檜の薄板を重ねて作ったことから “檜扇” と呼ばれていたことによる。一方、その黒い種子をカラスに見立てて「カラスオウギ(烏扇)」の名前もあるが、いずれの名前もこの鮮やかな花の特徴を表したものでなく、意外な感じではある。赤い花の特徴から “緋扇” と表記することもあるようだが、扇は花ではなく葉の姿を指しているとすると、本来の意味とは違ってくる。
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