goo

ケンポナシ・2~果実

 クロウメモドキ科ケンポナシ属の「ケンポナシ(玄圃梨)」。写真上部に中央に線が入った白っぽい果実が見えるが、これは直径5ミリほどで、この中に直径4ミリの円盤型の種子が2つある。しかしケンポナシの特徴は何と言ってもその基部にある奇妙に曲がりくねった果柄。そしてこれが梨のような味がするというので、植物ウォッチャーとしては、確かめないわけにはいかない。
 実は、今年春に初めて花を見た野津田公園の樹を見に行くと、雌雄同株のはずなのに、何故か果実が稔っていない。そこで少し足を伸ばして調布市の神代植物公園まで行ってきた。写真の果実は高い枝にあり望遠レンズで撮ったもの。その味を確認するため地面を探してようやく一つ見つけ、その果柄を齧ってみると確かに甘い梨の味。これでその名前に納得。
 ところで神代植物公園は、我が家から電車とバスで40~50分ほど。来年の横浜マラソンに向けて、そろそろ本格的な長距離トレーニングを始めたいと思っていたこともあり、往路は電車を利用し、復路の21キロを走って帰ることにした。タイムは2時間15分24秒で1キロ当たりは6分28秒。少し暑く後半はペースダウンしてしまった。これからランニングシーズンになるので、できれば25キロ走、30キロ走と、距離を伸ばして行きたい。
 ちなみに神代植物公園は多摩ニュータウンではないので、ブログタイトルには合致しないが、 『ブログの説明』 にある通り、自宅から走って行くことができる場所もテリトリーにしている。
コメント ( 32 ) | Trackback ( 0 )

コムラサキ・1~果実

 紫色の果実が美しい「コムラサキ(小紫)」。シソ科(←クマツヅラ科)ムラサキシキブ属の落葉低木で、ムラサキシキブよりも果実が密に付く。コムラサキとムラサキシキブの違いは、ムラサキシキブの葉柄と花柄が近接して出ているのに対して、コムラサキの葉柄と花柄は2~3ミリ離れて出ている。また葉の鋸歯は、ムラサキシキブには全葉にあるが、コムラサキは葉の先端から中ほどまでしかない。樹高もムラサキシキブは2~3メートルになるが、コムラサキは人の背丈ほどまでで、枝は枝垂れる。
コメント ( 6 ) | Trackback ( 0 )