溢れんばかりに咲く「ユキヤナギ(雪柳)」の秘密は蕾を見て納得したが、その蕾が開き始めるとこの姿。枝に直接付いているお椀のような総苞片から小さな花が伸びている。満開になると総苞片はすっかり隠れてしまってこの姿は見えなくなる。
南大沢5丁目の歩道横の斜面にある「ダンコウバイ(壇香梅)」。この写真を撮るにはいささかの勇気が必要。と言うのも、ここは上下4車線の多摩ニュータウン通りの真横。歩道脇の50センチほどの石垣をよじ登り斜面にあるこの樹にたどり着くのだが、その姿は車道から丸見え。車の流れが途切れる頃を見計らって、急いでよじ登り手頃な花を見つけてピントを合わせるのだが、そうしているうちに次の車群がやってくる。 『どうしよう。間に合わない。ひゃー、恥ずかしい。』 樹に並んで斜面で直立し、動きを止めて一瞬自分も樹になる “忍法木隠れ”。