セントウソウ・1~水辺

 東京薬科大自然観察路の水辺で見つけた小さな花。これはセリ科セントウソウ属の「セントウソウ(仙洞草)」。仙人が住む洞(ほら)があるような山奥に咲くという意味の名前の通り、山地の日陰に咲く。セリ科の花の中では一番早く咲くので、 “先頭” の由来もあるようで、決して “戦闘” や “銭湯” ではない。その葉がセリバオウレンに似ているために別名は「オウレンダマシ(黄連だまし)」。
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ナズナ・2~名前

 花数がまだまだ少なく目覚めたばかりの「ナズナ(薺)」。 “ペンペングサ” の名前でお馴染みの春の七草。愛でるような菜の意味の “撫菜(なでな)”  や、夏に枯れて無くなるので “夏無(なつな)”、 或いは、朝鮮での古名のナジから “ナジの菜” と由来は諸説さまざま。果実の形を三味線のバチに見立てて ♪♪ペ~ン、ペ~ン は極めてわかりやすい。荒地にでも元気に生えてくる逞しい野草だが、 “ペンペン草も生えない” と揶揄されて使われるのは、ナズナも心外だろう。
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