トサミズキ・6~花の特徴

 あちらこちらの草木の開花がことごとく去年よりも半月程度早い。この「トサミズキ(土佐水木)」の去年の開花は3月中旬。去年の今頃はまだ蕾で、今か今かと開花を待ち望んでいた頃。
 さてこの花はまだ開いたばかりで良く見ると8個ほどの花が確認できる。これがこのあとダラリと垂れ下がって長い花序になる。トサミズキに良く似た花木の、ヒュウガミズキは、花数が2~3個程度で、長く垂れ下がらない。葯の色もトサミズキの赤に対し、ヒュウガミズキは黄褐色。去年、その違いをずいぶん勉強したお陰で、今年は自信を持って開花を見守れる。
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ハクモクレン・9~目覚め

 今日は同僚の送別会でいささかワインを飲みすぎたきらいがあるが、パソコンに向かえばキリリと背筋を伸ばして、植物記の続き・・・。 『ウ~イ!』 
 つい先日見た時は、まだ暖かそうな毛皮に包まれて冬眠中だったが、一つだけ目覚めた「ハクモクレン(白木蓮)」。赤味が差しているのでシモクレンとも思えるが、記憶ではここにはシモクレンは無いはず。
 さて写真の冬芽の上部の大きいほうは花芽で、少し下にある小さな芽が葉芽。コブシは開花の時に葉があるが、ハクモクレンは開花の時に葉が無い。今年はこのあたりを観察してみよう。
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