
写真:姜白虎の大チョンボ
日本はワールド・ベースボール・クラシック(WBC)のプールBで4戦全勝で決勝ラウンド進出を決めましたが、同じプールBの韓国は、2勝2敗で5チーム中3位に終わり、一次ラウンド敗退が決まりました。
敗退のA級戦犯は、初戦のオーストラリア戦で、凡ミスをして逆転のチャンスを潰した姜白虎(カン・ベクホ)。
韓国は、4-5と1点リードされて迎えた七回裏1死、代打の姜白虎が二塁打を放ちましたが、喜びのあまりガッツポーズした瞬間、ベースから足が離れタッチアウトになったのです(冒頭写真)。
試合は、8回に双方3点をとり合うも、結局一点差のまま、7-8で韓国が敗れました。オーストラリアには勝つつもりでいたのに敗れ、続く日本戦も、4-13で完敗。チェコに勝って、わずかに望みをつなぎましたが、オーストラリアが最終戦でチェコに勝って3勝目を上げたため、韓国は敗退しました。
2009年のWBCで、韓国が決勝戦で、イチローの逆転タイムリーを浴びた試合、A級戦犯は、林昌勇(イム・チャンヨン)投手でした。
同点で迎えた延長10回表、二死二、三塁、バッターはイチロー。誰もが敬遠と思ったのに、林昌勇は勝負して、タイムリーを浴びたのです。この裏は、ダルビッシュが押さえて、日本は2006年に続き、二連覇を果たしました。
祝! 日本WBC2連覇
WBC,サインミスの真相
今大会で、3戦目で韓国が勝った後、韓国が決勝ラウンドに進む可能性について、メディアはいろいろ計算していました。
韓国が最終戦の対中国戦に勝つことを前提に、チェコ-オーストラリア戦の結果次第で、韓国が勝ち上れるかもしれなかったのです。
すでに2勝しているオーストラリアが勝てば、万事休す。チェコが勝たなくてはならない。しかし、「失点率」で韓国がチェコを上回るためには、チェコに多く失点してもらわなければならない。
その結果、チェコがオーストラリアに5-4で勝ってくれれば、韓国がプールBで二位になれるということでした。
しかし、オーストラリアはチェコに勝っちゃったので、「とらタヌ」になってしまいましたが。
ここで思い出したのが、2013年のWBC。
韓国は一次ラウンドの最終戦で、6点差で台湾に勝たなければなりませんでした。
韓国は0-2で迎えた8回裏、イ・スンヨプの二塁打とイ・デホのタイムリーで1点差としたあと、カン・ジョンホの劇的な逆転2ランが飛び出して、3-2と逆転。韓国は9回の表を0点に抑え、×ゲームで勝利しましたが、1点差しかつかなかったので、一次ラウンドで敗退しました。
翌日の新聞の解説では、
「韓国は9回表にわざと1失点すれば、9回裏に一挙大量点を上げて6点差で勝利、一次ラウンド突破がありえたのに、韓国は「スポーツマンシップ」を発揮して、わざと失点するような真似はしなかった…」
ということだったのですが…。
実際には、もしわざと同点にしても、9回の裏に、韓国が1点でもとれば、その瞬間にサヨナラ勝ち。9回の裏に頑張って、6点差で勝つ、などということはありえなかったのでした。
WBC~韓国敗退
韓国で、今大会のWBCは終わりました。韓国が敗れたら、国民の関心は一気になくなります。テレビを観る人もいませんし、もしかしたら番組そのものが変更になって、決勝ラウンドは放映されないかもしれません。
第一回のWBC(2006年)が開催されたとき、私は韓国にいました。
準決勝で日本が韓国を破った試合を、私はある中華料理屋さんで観戦しました。
三日後に行われた日本対キューバの決勝戦を、同じ中華料理屋さんに見に行きました。
ところがテレビは、野球ではなく、史劇(サグク、時代劇)をやっていました。それで、私は店のおばさんに、テレビを野球にしてくれるように頼みました。
おばさんは、にやりとしたまま、無視。
私の韓国語が通じないのかと思って、いっしょに行った韓国人に言ってもらいましたが、これも無視。
「日本が優勝するかもしれない試合なんか、絶対に見せるわけにはいかない」という強い意志を感じました。
今回も同じことが起こるでしょう。
今大会で、3戦目で韓国が勝った後、韓国が決勝ラウンドに進む可能性について、メディアはいろいろ計算していました。
韓国が最終戦の対中国戦に勝つことを前提に、チェコ-オーストラリア戦の結果次第で、韓国が勝ち上れるかもしれなかったのです。
すでに2勝しているオーストラリアが勝てば、万事休す。チェコが勝たなくてはならない。しかし、「失点率」で韓国がチェコを上回るためには、チェコに多く失点してもらわなければならない。
その結果、チェコがオーストラリアに5-4で勝ってくれれば、韓国がプールBで二位になれるということでした。
しかし、オーストラリアはチェコに勝っちゃったので、「とらタヌ」になってしまいましたが。
ここで思い出したのが、2013年のWBC。
韓国は一次ラウンドの最終戦で、6点差で台湾に勝たなければなりませんでした。
韓国は0-2で迎えた8回裏、イ・スンヨプの二塁打とイ・デホのタイムリーで1点差としたあと、カン・ジョンホの劇的な逆転2ランが飛び出して、3-2と逆転。韓国は9回の表を0点に抑え、×ゲームで勝利しましたが、1点差しかつかなかったので、一次ラウンドで敗退しました。
翌日の新聞の解説では、
「韓国は9回表にわざと1失点すれば、9回裏に一挙大量点を上げて6点差で勝利、一次ラウンド突破がありえたのに、韓国は「スポーツマンシップ」を発揮して、わざと失点するような真似はしなかった…」
ということだったのですが…。
実際には、もしわざと同点にしても、9回の裏に、韓国が1点でもとれば、その瞬間にサヨナラ勝ち。9回の裏に頑張って、6点差で勝つ、などということはありえなかったのでした。
WBC~韓国敗退
韓国で、今大会のWBCは終わりました。韓国が敗れたら、国民の関心は一気になくなります。テレビを観る人もいませんし、もしかしたら番組そのものが変更になって、決勝ラウンドは放映されないかもしれません。
第一回のWBC(2006年)が開催されたとき、私は韓国にいました。
準決勝で日本が韓国を破った試合を、私はある中華料理屋さんで観戦しました。
三日後に行われた日本対キューバの決勝戦を、同じ中華料理屋さんに見に行きました。
ところがテレビは、野球ではなく、史劇(サグク、時代劇)をやっていました。それで、私は店のおばさんに、テレビを野球にしてくれるように頼みました。
おばさんは、にやりとしたまま、無視。
私の韓国語が通じないのかと思って、いっしょに行った韓国人に言ってもらいましたが、これも無視。
「日本が優勝するかもしれない試合なんか、絶対に見せるわけにはいかない」という強い意志を感じました。
今回も同じことが起こるでしょう。
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