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犬鍋のヨロマル漫談

ヨロマルとは韓国語で諸言語の意。日本語、韓国語、英語、ロシア語などの言葉と酒・食・歴史にまつわるエッセー。

パク・ジョンウにプラカードを渡した男

2012-08-16 00:52:21 | 韓国雑学

 パク・ジョンウにプラカードを渡した男が誰であるかについて、日本のネットでさまざまな憶測が流れていますが、今のところはっきりしないようです。一時は、大韓サッカー協会の関係者だとか、会長も掲げていたなどという情報が流れましたが、日本のネットユーザーのいたずらだったことが判明しました。

 公式の報道で取り上げられたのは毎日新聞の一件だけ。(→リンク

五輪サッカー:竹島ボード作製の韓国男性「敵対心はない」(2012年8月13日)

 【カーディフ(英国)大前仁】ロンドン五輪サッカー男子の3位決定戦で、日本を破って銅メダルを獲得した韓国代表の朴鍾佑(パク・チョンウ)選手が、竹島(韓国名・独島)の領有を主張するメッセージを掲げた問題で、「独島は我々の領土」と書かれたボードを作り、朴選手に手渡したとみられる韓国人男性は試合中、毎日新聞の取材に応じ、李明博(イ・ミョンバク)大統領の竹島上陸に賛同する一方で「日本への敵対心はない」と話していた。

 英国の大学で学ぶ27歳の男性で、試合後半の開始後、スタジアム内を歩いていた。手作りのボードについては、少し答えをちゅうちょした後で領土問題について書いたと説明した。ただし「大学には日本人の友人もいるし、日本に対する敵対心はない」と語った。

 記事を読めば、この男性はボードを持ってスタジアム内を歩いていて、自分が作ったことを認めていたが、パク選手に渡したかどうかは推測になっていてはっきりしない。

 ネットでは試合終了後にボードをパク選手に渡している場面や、同じボードを試合中に掲げている複数の写真が流れています(→リンク)。

 インタビューを受けたのが、リンク先の写真の丸印の人物なのかどうかは、毎日新聞の大前記者に聞かなければわかりません。

 一方、韓国では、毎日新聞の記事が「歪曲だ」と主張している人が現れています。(→リンク

英国の韓国人留学生、「日本のマスコミが、プラカードを渡したこともない私がパク・ジョンウにプラカードを渡したと歪曲」
2012-08-14 08:49[ヘラルド経済=キム·ソンジン記者ㆍシンサンユン記者]

 五輪サッカー銅メダルを取ったあと、独島セレモニーを行ってIOC(国際オリンピック委員会)がメダルを剥奪するかどうかを検討している中で、日本のマスコミが事実を歪曲して報道したという主張が提起された。

 英国に留学中の李某氏(27)は本紙に、「試合中、日本のマスコミの要請でインタビューをしたが、渡していないプラカードを、私が渡したかのように報道した」と、メールを通じて知らせてきた。

 李氏にインタビューしたマスコミは毎日新聞で、13日、「独島(竹島)ボードを作成の韓国男性「敵対心はない」」という内容の記事を掲載し、「独島はわが国の領土」と書かれたボードを手渡したものとみられる韓国人男性というふうに、李氏を紹介した。また、「手作りのボードについては、少し答えを躊躇した後」などと描写した。

 これについて李氏は、「もしかしたら私のことではないのかもしれないが、試合中、日本の記者の求めでインタビューに応じた。そのとき、ハーフライン側の観客席におり、プラカードは韓国側のゴールの後ろにあった」と語り、そのとき日本の応援席の前の席で韓国を応援していたので、日本の取材陣の注意を引いたのだろうと推測した。彼は日本の記者が、「よりによって韓日戦が行われる日に、李明博大統領が独島を訪問したことをどう思うか」と尋ねたので、「私は韓国人であり、独島を、よりによって今日訪れたことに政治的な意図が含まれているかどうかはわからない。ただ、独島は明らかに韓国領であり、大統領がわが国の領土を訪問したことがなぜ問題になるのか」と反問したことを明らかにした。

 日本の記者はまた「あそこに独島のプラカードが見えるか。サッカー競技場であのような政治的文句が登場するのは間違ったことではないか」と尋ね、李氏は「間違ったことのように見えるかもしれない。けれども、私もやるかもしれないし、あなたもやるかもしれない。誰でもがやるかもしれないことであり、そんなふうに間違ったこと考えたり、気にすべきこととは思わない。たんに、この試合の一部分にすぎない」と答えたそうだ。

 ほかの国の領土に過度の関心を寄せる日本。毎日新聞の報道は、そのような日本のマスコミの間違ったナショナリズムがもたらした過誤ではないか。

キム·ソンジン記者ㆍシンサンユン記者

 こちらの記事では、あきらかにボードは違う場所にあるわけですから、毎日が記事にした男性とは別人でしょう。毎日が歪曲したわけではなく、27歳の留学生というのが一致したために、男性が自分が記事に取り上げられたと勘違いしたのではないでしょうか。

 ただ、写真を見れば、パク・ジョンウ選手は観客席から差し出されたボードを、身を乗り出して受け取っているわけであり、一部の報道にあった「投げ込まれた紙を偶然拾っただけ」ではなく、意志を持って受け取り、掲げ、走り回ったことがはっきりしました。


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4 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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Unknown (Unknown)
2012-08-19 11:11:15
http://sccdn.chosun.com/news/html/2012/08/12/2012081201001162800097801.jpg
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ドンパン節 (スンドゥブ)
2012-08-21 16:07:39
禿頭ヌン、ウリ党

はげとはげとが 喧嘩した
どちらも怪我ねで よかったね

たまには喧嘩してもいいけど、怪我しない程度に

駄洒落で失礼!
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Unknown (アホか)
2012-08-22 15:47:30
こういうのが「大人の関係」って言うのかね?
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とくとぬんうりたん (犬鍋)
2012-08-27 00:25:55
スンドゥプさん、楽しい駄洒落ありがとうございました。

オリンピックの間、夏休みだったのでいつものペース以上に書き込んだ反動で、ちょっとお休みしてしまいました。
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