犬鍋のヨロマル漫談

ヨロマルとは韓国語で諸言語の意。日本語、韓国語、英語、ロシア語などの言葉と酒・食・歴史にまつわるエッセー。

ミニ同窓会

2017-07-22 23:07:52 | 大阪暮らし

 最近、スマホを新しい機種に変えました。

 その後、LINEで懐かしい友人からの連絡が相次ぎました。

 どうも、データ移動の操作を誤って、連絡先に登録されていた人に、LINEの連絡が行ってしまったようです。

 その中に、10年以上会っていない大学時代の友達がいたので、

「今度、東京に行ったときに飲もう!」

ということになりました。

 彼は、文学部から銀行に入り、今は某大手スーパーの役員になっているとのこと。

 大学の同期2人にも声をかけてくれて、神楽坂で会いました。

 元銀行員のI氏は、大きなレジ袋を持っています。

「これから行くスナックは、お酒しかなくて、食べ物は持ち込みなんだ」

「いきなりスナック?」


「うん、昭和歌謡のカラオケ」


 あとの仲間は、元某公共放送のディレクターで、今は系列の国際放送の会社で役員をしているK氏。K氏は、韓国駐在の時期が重なったこともあり、最近ではミャンマーつながりで、今年に入って2回ほど飲みました。

 もう一人は、某美術館の学芸員を経て、今は女子大の教授のY氏。彼も、私が韓国に駐在していたときに韓国に来たことがあります(リンク)。

「確かに昭和の雰囲気だね」

 壁には、松田聖子とか、中森明菜とか、堀ちえみとか、往年のアイドルのLPジャケットが並んでいます。

 ご主人は、銀行員時代に「伝説の営業マン」と言われるほどの業績をあげましたが、脱サラをしてスナックを開業。銀行員時代の友人から贔屓にされているそうです。

「これ、うちの系列の惣菜屋さんのおかず。けっこうおいしいんだよ」

 レジ袋の中から、枝豆だの、餃子だの、肉じゃがだの、唐揚げだの、庶民的なつまみが出てきました。

I「じゃ、ぼくから一曲」とI氏。

Y「海行かば! いきなり軍歌かよ!」


犬「作詩は大伴家持なんだ!! 知らなかった」


 みな、思い思いに昭和歌謡を歌います。私は、韓国の大昔の曲で「マンナム(出会い)」を。

 われわれは大学時代にテニスサークルを作って、毎年合宿にも行っていた仲です。Y氏は今でもテニスを続けているそうな。

Y「この前、シニアの大会で優勝したよ。ダブルスだけど」

犬「すごいね」


I「僕は最近、仏像彫刻を習いはじめたよ」


犬「仏像彫刻! そんなの習えるところあるんだ」


I「カルチャースクールでね。まだ顔は彫らせてもらえない。最初は手だね」


犬「銀行時代、相当罪深いことしたんじゃないか。仏像でも彫って成仏しようと…」


I「ハハハ」


K「そういえば、B氏が最近迎賓館の館長になったらしいぞ」


犬「じゃ、今度の同窓会は迎賓館にしよう」


Y「もしかして、テニスコートもあるんじゃないか」


犬「館長権限で使わせてもらおう」


 酔った勢いで、勝手なことを言い合っていました。

 近々、あらためて同窓会を行うことを約してお開きになったのでした。


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