犬鍋のヨロマル漫談

ヨロマルとは韓国語で諸言語の意。日本語、韓国語、英語、ロシア語などの言葉と酒・食・歴史にまつわるエッセー。

ミャンマースナック

2019-06-13 23:24:56 | 飲む
 京橋(大阪の)でフィリピノ語のレッスンがあった帰路、大阪環状線からJR京都線に乗り換えりました。

(この前聞いたミャンマーレストランは、東淀川だったな)

 新大阪の1つ先の東淀川まで足をのばしました。

 降りてみると、寂しい駅です。

 今、朝日新聞に4コマ漫画を連載している、いしいひさいちの若いころの作品、「Oh! バイトくん」に、「東淀川大学」という架空の3流大学が出てきたことを思い出しました。

 住所を頼りに、グーグルマップで店を探します。駅から、住宅街のような道をしばらく歩いて5分ほどのところにありました。

ミャンマースナック young


(若いママさんがやっているのかな)
と期待を膨らませてドアを開けると、五十路のママさんが迎えてくれました。

「Vanni deeroの〇〇さんに教えてもらって…」

「ああ、メールがありました。お待ちしてたんですよ」

「ここは、ミャンマー料理もあるんですか?」

「バーだから、メニューは少ないんですけど…。ご飯食べてないんですか?」

「ええ」

「じゃ、なんか作りましょう」


 しばらくして出てきたのはオムライス。

「ミャンマー風です」

 卵の中のチキンライスが、ミャンマーのスパイスを使った味付けで、なかなかいけます。

「女の子たち、まだ来ないの?」

「さっきから連絡してるんですけど…」


 ママさん以外に、女の子が二人いて、今日は非番だけれど、お客さんの要望で呼び出しをかけているようです。

Since 1980

という表記が目に入りました。そういえば、調度品や店の感じが昭和の雰囲気です。

「すごい古いお店なんですね!」

「最初は私の従兄弟がやっていて、14年前に私が引き継いだんです」

「従兄弟の方は、1980年に日本にいたんですね。その時代に外国行くのは難しかったんじゃないですか」

「商売をやっていたんです。従兄弟はミャンマー人だけど、華僑。私も、お父さんは華僑です」


 youngというのは、若い、ではなく「楊さん」なのかもしれません。

 11時過ぎになって、やっと女性たちがやってきました。一人はミャンマー人留学生、もう一人は日本人。初々しいアルバイトです。

「木曜日と金曜日はこの二人がいるのでよろしく!」

「じゃあまた」


 歩いて帰ると30分以上かかりそう。電車のある時間に店を出ました。
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