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犬鍋のヨロマル漫談

ヨロマルとは韓国語で諸言語の意。日本語、韓国語、英語、ロシア語などの言葉と酒・食・歴史にまつわるエッセー。

文在寅大統領の光復節の演説

2019-08-23 23:44:29 | 韓国雑学
 長女夫妻は岩手で、できるだけ自然の中で子育てをしようと考えており、合成洗剤などを使いません。テレビはあることはあるけれど、ほとんどつけない。

 それで、私たちも滞在期間中、テレビは見ませんでした。

 その間、日本では恒例の終戦の日特番がいくつもあり、韓国では、8月15日に、文大統領が光復節の演説を行っていました。

 私はその内容を、お盆休み明けに読みました。

 どんな日本批判をするかと思ったら、日本批判は控えめ。その代わり、韓半島の中長期的なビジョンを掲げていました。

自らの任期内(2022年)に朝鮮半島非核化

2032年にソウル・平壌共同五輪開催

2045年の光復100周年には南北統一

 これがどんなに非現実的かは、北朝鮮の反応を見てもわかります。

 この演説のあった翌日の16日、北朝鮮は2発のミサイルで応え、北朝鮮の韓国窓口機関・祖国平和統一委員会は演説を激しく非難。

 曰く、

「われわれは南朝鮮当局者とこれ以上話すことはなく、二度と向き合う考えもない」

(文大統領について)「堂々と南北間対話について言及できる思考がまともなのか疑わしい」


「まれに見る図々しい人物」


「下の者が書いたものをそのまま読みあげる、これ以上なく笑わせるやつ」


「南朝鮮国民に対して、台無しになった体面を立て直そうと寄せ集めた話だろうが、すぐ横で我々が聞いているというのに、どうやって責任を取るつもりで、そんな話をむやみにするのか」


と、最大級の暴言を浴びせています。

 文大統領は、こんな北朝鮮に対して融和政策をとり、その体制を温存したまま協力や統一を夢想している。
 
 金正恩は、叔父夫婦を残虐な方法で公開処刑、兄を劇画の一場面のように毒殺、多数の政敵や庶民を粛正したり、収容所で強制労働をさせたりしています。

 金王朝三代は、スケールは小さくとも、大量虐殺をしたという意味では、ヒトラー、スターリン、毛沢東になぞらえうる暴君です。

 このような非人道的な犯罪を不問に付して、握手をしようという文在寅大統領には、金正恩にたいするのと同じような怖さを感じます。

 理性的、常識的な韓国人が目を覚まし、文大統領を早く政権の座から引きずりおろしてほしいものです。
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