往路12時間、帰路14時間。
少し前に腰を痛めたとき、医者から「新幹線も飛行機もリクライニングしないように」と言われ、今回のフライトでも座席の背は直角のままでした。
映画も、猿の惑星の最新作とか、ゴジラとか、新旧とりまぜてたくさん見ました。
邦画は、笑福亭鶴瓶が初めて主演したというディア・ドクター。2009年の作品でいろんな賞を獲ったようですね。
無医村に来てくれて、村人からは名医と持て囃されていた医者(鶴瓶)が、実は偽医者だったという話。
患者の中に癌にかかったおばあさん(八千草薫)がいて、病気のことを都会で医者をしている娘に知らせたくない。亡くなったご主人も癌で死に、そのときに娘にずいぶん世話をかけたので、また苦労させたくないという親心。
鶴瓶はそれを察し、別人の胃カメラの画像などを見せながら娘を騙そうとするが、こっちはちゃんとした医者なので、嘘がばれそうになり、偽医者は遁走する…
資格がないけど、無医村で頑張っているという嘘、娘に癌を知らせまいとする嘘…。嘘も方便ということわざがありますが、世の中にはついていい嘘もある…。
そんなメッセージが見てとれます。
毎週、91歳の伯母といっしょに「家族に乾杯」を見ているので、最初のうちは鶴瓶と医者のイメージがしっくりきませんでしたが、なかなかの名演でした。
もう一本は韓国映画で「スサンハン・クニョ(怪しい彼女)」。こちらは今年の作品。
口やかましいおばあさんが、夢の中で、ある写真館で写真を撮ってもらったら、50歳若返っちゃったというコメディー。
けっして美貌ではないけれど、歌が抜群にうまいという設定。
自宅に帰って、バンドをやってる息子のグループにボーカルで入ったり、いろんなハプニングが起こります。
こちらも、自分を偽っているという意味で、「嘘」が主題といえるかもしれません。真面目なメッセージはありませんが、素直に楽しむことができました。
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