昔、日本の食べ歩き番組で、タレントが岡山かどこかの田舎で干し柿を食べて、
「おいしい! これって日本にしかないですよね。ああ、日本人に生まれてよかったなあ」
と感涙にむせんだのですが、その番組を見ていた韓国人留学生が、
「ばかじゃないの。干し柿なんて、韓国に昔からあるのに。このタレント、ほんとに無知だねえ」
と言っていました。
考えてみると、日本人が、「日本的」、「日本にしかないはず」と思っているものの多くが韓国にもあり、もしかしたら古代、韓国から伝わったものかもしれないのです。
干し柿は、「ホランギワ コッカム(虎と干し柿)」という、韓国人なら誰でも知っている昔話に登場します。ごぼうもあるし、納豆に似たチョングクジャンもある。マツタケは日本に大量に輸出されています。
それでも、韓国にはない、あっても食べないものもないことはない。
みつ葉、紫蘇(しそ)、茗荷(みょうが)などは、韓国では滅多に見ないし、日本に来た韓国人に食べさせてもたいていは顔をしかめます。
初夏を迎え、そうめんや冷奴が嬉しい季節です。私は、茗荷や紫蘇を薬味にして冷奴やそうめんを食べるとき、
「ああ、日本人に生まれてよかったなあ」
などと、思ったりします。
ところで最近、「韓国人に生まれなくてよかった」という本を、日本の元駐韓大使が書いて、韓国のマスコミの不興を買っていました。(リンク)
本のだいたいの内容は、その前に出た雑誌のコラムで読むことができます(リンク)。
韓国の厳しい格差社会の現実について書いたもので、的を射ている部分が多いと思いますが、なにもこんな書名にしなくても、と思いました。
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