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【埼玉立てこもり事件】「ジリ貧の生活を送るしかない」…元ヤクザを待ち受けた「離脱後の悲惨な人生」 (2023/11/03 FRIDAYデジタル)

2023年11月03日 | ネット・ニュースなど
【埼玉立てこもり事件】「ジリ貧の生活を送るしかない」…元ヤクザを待ち受けた「離脱後の悲惨な人生」 (2023/11/03 FRIDAYデジタル)


ひとりの老人の凶行によって、白昼の街が恐怖に包まれた。


10月31日午後2時すぎ、埼玉県蕨市の郵便局で無職の鈴木常雄容疑者(86)が20代と30代の女性職員を人質にとって籠城。


容疑者はおよそ8時間にわたって立てこもりを続けた末、人質強要処罰法違反の疑いで逮捕された。


立てこもりの現場には多くのメディアが集まり、緊迫した様子がテレビを通じて全国に放映された。


「鈴木容疑者が立てこもり事件を起こす1時間前には、容疑者の自宅である戸田市のアパートで火災が発生。火災の15分後には戸田中央総合病院で発砲事件が発生し、40代の男性医師と60代の男性患者が頭部を負傷しています。容疑者は警察の取り調べに対し、放火と発砲についても関与を認めているようです」(全国紙社会部記者)


たった1日で立て続けに悪質な犯行を重ねた鈴木容疑者とは、いかなる人物だったのか。容疑者宅の近隣住民が明かす。



「以前、スーパーへ向かっていた際に、鈴木さんから『買い物かい?』と声をかけられたことがありました。そのときは気さくな人だという印象でしたね。


その後もう一度、夏場に鈴木さんの姿を見かけたことがあって。自宅アパートの敷地内で、タオルを使って体を拭いていました。上半身裸だったのですが、腕や背中に入れ墨が入っているのが見えたんです。少し怖い人なのかなと感じました」


近隣住民が目にしていた鈴木容疑者の入れ墨。ある暴力団関係者によると、「(鈴木容疑者は)かつて指定暴力団の二次団体に所属していたが、約30年前に破門扱いになり組織を離れている」という。


犯罪ジャーナリストの小川泰平氏はこう推測する。
「1980年代は、暴力団の抗争がとても激しかった。応募さえすれば誰でも組に入れるというウェルカムな時代でしたし、それぞれの組員に1丁ずつ拳銃が配布されていました。ただ、頻発していた抗争が一段落して、暴力団への締め付けがどんどん強くなり始めたのが今から30年ほど前。
ちょうど鈴木容疑者が組を離れた時期です。今回、容疑者が昔から拳銃を所持していたと供述しているのは、当時組から貰ったものをずっと持っていたのではないでしょうか。また、暴力団の人間の多くは年金保険を払っていないので年金も貰えない。自分で商売のできない元ヤクザは、ジリ貧の生活を送るしかないんです」
   

住んでいたアパートでは、家賃滞納でトラブルになっていたと報じられている鈴木容疑者。


組を離れてから追いつめられた生活を送り、自暴自棄になっていたとも考えられる。


とはいえ、悪質な犯行を重ねたことが許されるわけではない。


小川氏はこう続けた。
「容疑者は人質強要処罰法違反の疑いで緊急逮捕されましたが、他にも銃刀法違反や器物損壊、さらには傷害と何重にも罪を重ねている。ここに殺人未遂などがつくと、無期懲役の可能性もあります。いずれにしても、生きて刑務所を出てくることはないでしょう」
世間を騒がせた凶行の代償は重い。